NXグループがデジタルフォワーディングサービスを進化
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:堀切智)は、デジタルフォワーディングサービス「e-NX Visibility」において、米国内鉄道輸送のトレース機能を大幅に強化し、2025年10月から正式に提供を開始します。この新機能によって、従来は限られた情報しか得られなかった貨物の現在位置や状況の把握が、より詳細に、リアルタイムで行えるようになりました。
拡充されたトレース機能
従来、米国内の鉄道輸送状況は港湾で荷揚げ後、船会社が提供するトレースデータに依存していました。そのため、出発駅から到着駅までの詳細な輸送履歴をリアルタイムで把握することは困難で、特に鉄道が遅延した際に迅速な対応ができないという問題がありました。
NXグループは2025年1月に、現地輸送の現在地情報をリアルタイムに表示するシステムを導入。その後、2025年10月には、列車の発着時刻や貨物の積み降ろし時間など、詳細なイベント履歴を表示する機能を追加しました。これにより、お客様は「e-NX Visibility」上で、貨物のすべての輸送過程を直感的に確認可能となります。
新しい利便性の提供
新機能では、コンテナナンバーやB/L(船荷証券)ナンバーを使って輸送状況を簡単に検索でき、出発駅で積み込まれた貨物が、到着駅で荷降ろしされるまでの全過程をタイムリーに時系列で表示します。具体的には、列車の到着時刻、出発駅での積載完了時間、途中経由駅での着発時間、荷降ろし駅への到着時間、そして荷降ろし完了時間まで網羅しています。
これにより、顧客は「e-NX Visibility」の画面上で、全ての輸送状況をタイムリーかつ正確に把握することができるのです。
未来の物流への貢献
NXグループは、ITとデジタル技術を活用して国際輸送業務のDXを加速。これにより、サプライチェーン全体の可視化と最適化を支援しています。今回の鉄道トレース機能の拡充は、グローバル物流の透明性を高め、迅速な意思決定を可能にする素晴らしい機会となります。
将来的には、世界各地のお客様に対して新たな価値を提供し続けることでしょう。
NXグループについて
NXグループは、1937年の設立以来、モノを運ぶことを通じて人々や企業、地域をつなぎ、社会の発展に寄与してきました。現在、57の国と地域に約78,000人の従業員を擁するグローバルロジスティクス企業として、陸・海・空の輸送モードと倉庫、IT技術を活かした高品質なロジスティクスサービスを提供しています。
企業理念である「We Find the Way」は、どんな状況でも最善の方法を見つけ出し、必ずやり遂げるという強い意志を示しています。お客様の未来を共に創造するパートナーとして、持続可能で環境に優しいサプライチェーンソリューションを提供しています。詳しい情報は
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