大手キャリア満足度調査の結果
株式会社IoTコンサルティングが実施した大手キャリアの満足度調査で、近年の料金や手数料の上昇がユーザーに与える影響が明らかになりました。調査対象は527人の男女で、現在利用中の携帯会社や月額料金の満足度、さらには他社への乗り換え意向について調べました。
調査概要
調査は2025年8月13日に実施され、回答者の性別は男性297人、女性225人、その他5人で構成されています。年代別では30代から40代が中心で、特に30代では258人、40代では107人の回答がありました。これにより、実際にサービスを利用している世代からの生の声が集まりました。
利用中の携帯会社
最も多くの回答を得たのはドコモで272人、次にauが70人、楽天モバイルは69人と続きます。ソフトバンクは59人、サブブランドのUQモバイルは32人、ワイモバイルは25人という結果でした。
プラン料金と満足度
現利用中の月額料金について聞いたところ、最も多かったのは「5,000円以上7,000円未満」で198人が該当しました。他の価格帯でも多くの回答を得ました。満足度を5段階で評価してもらったところ、楽天モバイルが4.2点と首位に立ち、最も不満の声が高かったのはauで2.9点でした。この差は、最近の料金改定やサービス内容に大きく依存していることが推測されます。
携帯会社選択の理由と不満点
調査結果から、「自分にあったプランがある」という理由が273票を集め最も多く、次いで「料金が安い」や「電波が繋がりやすい」が続きました。不満点の中で最も多かったのは「料金が高い」で295票でした。このことから、料金への不満がユーザーの不安要素であることがわかります。
他社乗り換え意向
最近の携帯料金や手数料の値上げに関連して、65%の人が格安SIMへの乗り換えを検討していると回答しました。さらに、プラン変更の検討者を含めると、実に8割以上のユーザーが何らかのアクションを起こす意向を示しています。このような動向は、大手キャリアの価格改定に対するユーザーの敏感な反応を物語っています。
乗り換え先としての楽天モバイル
乗り換えを考えている方の中で最も多かったのは楽天モバイルで188人が挙げられ、次いでahamoやUQモバイルが34人、ワイモバイルが31人という結果になっています。楽天モバイルが人気を集める理由には、料金形態のシンプルさや手数料の無料化があり、これまでのサービス内容との比較でも非常に高い評価を受けています。
結論
今回の調査から、大手キャリアの満足度が楽天モバイルに集中的に高く、逆に値上げを実施したauの評価が低いことが明確になりました。料金改定がユーザーの行動に直接影響し、ニーズに合ったプランへの変更が進む中、今後も各キャリアは新たな戦略を模索する必要があるでしょう。この結果を踏まえ、利用者は自身のニーズに合ったサービスを見極めることがますます重要です。