日本海ガスがAIボイスボット「commubo」を導入
日本海ガス株式会社(以下、日本海ガス)は、ビジネスの効率化と質の向上を目指し、AIボイスボット「commubo」を導入しました。この取り組みは、従来のガス開栓受付業務の自動化を図るものであり、コールセンター部門の運営を革新するものです。
導入の背景
日本海ガスは、2030年に向けた中長期経営計画「NEXT Vision」の実現に向けて、業務改善に取り組んでいます。その中で、環境の変化やコスト削減、BCP対策などを念頭に、コールセンターの設備更新を行った結果、クラウド型CTIのBIZTELに移行しました。この新しいシステムにより、IVRを活用した顧客対応が可能になりましたが、さらに効率を高めるためにボイスボットの導入を検討することとなりました。
Commuboの選定理由
日本海ガスが「commubo」を選んだ理由は多岐にわたります。具体的には、以下のような点が評価されました。
- - BIZTELとの連携: 既存のシステムとの相互運用性が確保されていること。
- - カスタマイズ性: 自社でシナリオを自由に調整できる柔軟性。
- - コストパフォーマンス: 高性能ながらコストが抑えられていること。
- - 迅速な導入: 他社と比較して短期間で導入が可能だった点。
- - サポート体制: 専門的なサポートが受けられること。
- - 音声認識の精度: 自然な会話を実現するための高い認識能力。
こうして選ばれた「commubo」は、順調に導入が進む中、初期の運用ではガスの開栓受付業務からスタートしました。
導入の効果
「commubo」を活用した結果、昨年度と比較して席数が減少したにも関わらず、応答率はほぼ維持されています。また、繁忙期の顧客からの呼量増加にも柔軟に対応できる体制が整いました。これは、オペレーターが基本的な受付業務の他に、より複雑な内容や特別なニーズに応じた対応を行えるようになったことを意味します。
今後、日本海ガスはさらに定型業務の自動化を進め、顧客との接点を強化していく構想を持っています。これにより、オペレーターがより付加価値の高い業務に集中し、業務の効率化をさらに推進することが期待されています。
企業紹介
日本海ガスは1942年に設立され、富山県を中心にエネルギーの供給を行なっています。天然ガスやLPガスの製造・販売を通じて、地域社会に貢献する企業です。一方、
ソフトフロントジャパンは、AI技術を駆使したコミュニケーションプラットフォームを提供し、特に「commubo」は高い評価を受けています。累計導入数は400社を超え、顧客の99.1%が契約を継続する成果を上げています。
今後も、AI技術を活用した業務の自動化や効率化に注力し、地域社会に貢献していく日本海ガスの動向が注目されます。