沖縄県うるま市に誕生した新たなグループホーム『Bloom』
2025年10月1日、沖縄県うるま市西原に女性専用の障害者グループホーム『Bloom』(ブルーム)が開設されました。この新しい拠点は、障害のある女性が安全に生活できる空間を提供し、特に母子の受け入れに注力した点で注目されています。
『Bloom』の特徴
1. 母子入居が可能な部屋
新たに完成した『Bloom』には、母親とその子供が共に暮らせる部屋が設置されています。必要な家具や家電も備え付けられており、入居者がスムーズに新生活を始めることができる環境が整っています。この母子部屋は、サポートを受けながらお子様との生活を希望する母親にとって理想的な選択肢です。また、妊産婦の方も利用可能なので、あらゆる女性に寄り添った支援を行っています。
2. 充実した生活サポート
『Bloom』では、女性支援および障害者支援に特化した専門の職員が揃い、入居者が必要とする食事や服薬の管理、生活リズムの調整を手助けします。地域の行事や交流を通じて、入居者が安心して地域社会に根付けるような支援を企画しています。
3. 簡単に相談できる環境
入居者を考えている方々には、LINEを通じた相談窓口が用意されており、気軽に情報を得ることができます。相談の内容に応じてシェルターやシェアハウスの案内も行い、入居希望者一人ひとりに合った住まいの提案を行います。
開設の背景
沖縄県は全国的に見ても若年妊娠率が高く、ひとり親家庭が多いことが問題視されています。経済的・精神的な困難を抱える母親や女性が、安心して生活し、子育てできる環境はほとんどありません。代表の不破牧子さんは、こうした現状を見て、沖縄に移住し地域のニーズを探る中で、特に若年女性や母子への支援が求められていると感じ、このグループホームの設立を決意しました。
代表者の思い
不破さんは、ダイバーシティ工房の設立以来、子供と家庭に関わる多様な事業を展開してきました。沖縄での生活を通じて、ひとり親家庭が抱える課題を実感し、彼女が築いてきたノウハウを地域の役に立てたいとの思いから『Bloom』の立ち上げに至ったのです。
「過去にDVや虐待のトラウマを抱える女性、経済的に困窮している母親たちが自立できるよう、安心した住まいと専門的な支援を通じて、彼女たちの新しいスタートを後押ししていきます。」と不破さんは語ります。
支援を必要とする方々に安心を届けるためには、地域の皆さまからのご支援が不可欠です。寄付を通じて、その活動をサポートしていただきたいと呼びかけています。
内覧会の実施
『Bloom』では、内覧会を開催します。入居者の生活が始まる前の期間に見学できる貴重な機会です。興味のある方は、QRコードまたはお申し込みフォームから参加申し込みをしてください。
日時:2025年11月14日(金)・15日(土)および28日(金)・29日(土) 時間は10:00/11:30/14:00です。
会場:沖縄県うるま市西原397-5(Googleマップで検索する際は「うるま市西原398」で検索してください。)
施設情報
- - 名称:障害者グループホーム『Bloom』
- - 所在地:沖縄県うるま市西原397-5
- - 開設日:2025年10月1日
- - 対象:障害のある女性(母子入居可)
- - 運営:NPO法人ダイバーシティ工房
- - ウェブサイト:Bloom Webサイト
法人情報
- - 商号:NPO法人ダイバーシティ工房
- - 代表者:代表理事不破牧子
- - 所在地:千葉県市川市市川1-9-1 AKIOビル4階/沖縄県うるま市喜仲
- - 設立:2012年3月
- - URL:ダイバーシティ工房公式サイト
様々な事業を通じて、地域のニーズに応える多様な支援を展開しているダイバーシティ工房。“Bloom”が提供する新たな希望が、沖縄の女性たちに明るい未来をもたらすことを期待しています。