デジクルとタイムがコラボレーション
株式会社デジクル(東京都港区)は、ホームセンターを展開する株式会社タイム(岡山市北区)との提携により、販促キャンペーン機能を搭載したLINEミニアプリの提供を開始しました。このサービスは、主に50〜60代の顧客層に向けてデジタル接点を強化し、販促企画への参加を促進することが目的です。
背景にある挑戦
デジクルは、タイムが抱える一つの課題に目を向けました。それは、主な顧客層である50〜60代にアプローチする際、従来のネイティブアプリだけでは十分なリーチを実現できていなかったことです。この年齢層は、便利なLINEを日常的に使用しているため、LINEを利用した販促活動が最適であると考えられました。これにより、デジクルプラスというプラットフォームを通じて、LINE上での接点創出が可能となります。
LINEミニアプリの特徴
新しく導入されたLINEミニアプリには、様々なデジタルキャンペーン機能が搭載されています。顧客は簡単にキャンペーンへエントリーでき、抽選企画やスタンプラリーへ参加可能です。LINEを利用することで、販促活動がより身近なものとなり、顧客の参加意欲を高める狙いがあります。これによって、ネイティブアプリが届かない層へのアプローチが期待されています。
業界への影響
この取り組みにより、タイムはデジクルプラスと自社のID-POSデータを連携させ、商品購入の促進をさらに強化していく意向を示しています。具体的には、取引先メーカーの商品や自社のプライベートブランド商品の販促企画を展開する計画です。こうしたデジタルとデータを駆使した戦略は、中堅企業がデジタルトランスフォーメーションを推進する重要な手段となるでしょう。
企業情報
株式会社デジクル
デジクルは、ネイティブアプリやLINEミニアプリの企画・開発・販売を行い、小売業のデジタルトランスフォーメーションを支援している企業です。2020年に設立された比較的新しい企業ですが、そのスピード感と革新性は業界内で高く評価されています。
株式会社タイム
こちらは岡山県と広島県を中心にホームセンターを展開している企業で、1955年に設立されました。「うれしい!」を常に伝えるという理念のもと、地域に根差したサービスを提供し続けています。
まとめ
デジクルとタイムの新たなコラボレーションは、小売業界におけるデジタル販促の可能性を広げる試みとなります。LINEミニアプリを活用することで、従来のアプローチ方法を一新し、多くの顧客に魅力的なキャンペーン体験を提供することが期待されています。