六甲高山の花たち
2024-10-02 18:34:56

絶滅危惧種の美しき花たちが六甲高山植物園に開花中

六甲高山植物園の見頃を迎えた花々



六甲山の自然に囲まれた六甲高山植物園では、牧野富太郎博士が発見した「ジョウロウホトトギス」と「キイジョウロウホトトギス」が見頃を迎えています。これらの植物は希少で、特に絶滅危惧II類に分類される貴重な花々です。

「ジョウロウホトトギス」とは?



「ジョウロウホトトギス」は、高知県の横倉山で牧野富太郎が発見した植物で、後にロシアの植物学者マキシモヴィッチによって命名されました。この花は四国と九州に自生しており、華やかな黄色の花を鈴なりに咲かせる姿が特徴です。その美しさは、平安時代の貴婦人「上臈(じょうろう)」にちなんで名付けられたことからも伺えます。

「キイジョウロウホトトギス」の特性



一方、「キイジョウロウホトトギス」は紀伊半島南部にのみ自生する多年草で、深山のがけからしなだれたように生育します。茎の長さは40〜80cmで、花が節に重なって咲き誇ります。特に当園で見られる約200株の「キイジョウホトトギス」は、10月中旬頃まで見頃が続く見込みです。

訪れるべき理由と楽しみ方



六甲高山植物園は、厳かな自然の中で美しい花々を観賞できる貴重なスポットです。開園中は、観光客がこれらの珍しい植物を楽しむことができます。また、開園時間は10時から17時までで、入園料は大人900円、小人450円です。

時期によっては駐車場も利用でき、特別な体験ができることでしょう。これらの花は、自然愛好家や学生、観光客にとって格好のフォトスポットでもあり、多くの人々に感動を与えています。

自然と共に息づく花々



日本の自然を大切にしながら、こうした希少な植物が保護されていることは非常に意義深いです。六甲高山植物園では、今後もこのような貴重な自然資源を持続可能な形で保護していくことが期待されています。

六甲高山植物園を訪れ、優雅な花々と自然の美しさを感じる素晴らしい体験をしてみてはいかがでしょうか。特に「ジョウロウホトトギス」と「キイジョウロウホトトギス」が見頃を迎えている今が絶好のタイミングです。


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