AI insideの最新LLM「PolySphere-4」の進化と実力
AI inside株式会社は、独自に開発した大規模言語モデル(LLM)「PolySphere-3」から「PolySphere-4」へと大幅アップデートを行いました。この進化により、特に日本語に特化した言語処理能力が一段と向上し、業務やシステム開発に対する応用が広がることが期待されています。
PolySphere-4の主な特長
新たに登場した「PolySphere-4」は、従来の「PolySphere-3」が持つ特性を受け継ぎつつ、汎用性を強化した点が大きな魅力です。以下に主な特長をご紹介します。
1. 非定型帳票の読取精度が99.6%を達成
「PolySphere-3」では非定型帳票や手書き書類に対する読取精度は95.1%であったのに対し、「PolySphere-4」では99.6%という驚異の精度を実現しました。この平均99.6%という数字は、業界標準を大きく上回る結果となり、さまざまな文書処理の場面での信頼性を向上させます。
2. 情報の認知と構造化の強化
「PolySphere-4」は、データ処理の過程での情報認識をさらに強化し、生成・要約・分類・抽出といった多様な知的処理が可能になりました。これにより、RAG生成と連携し、データ化からその活用までをシームレスに支援します。
3. Web・社内データベース検索で正確性向上
この新しいモデルは、Web情報や社内データベースからの情報を照合しつつ、自ら検証を行います。そのため、回答の信頼性が大幅に向上し、利用者はより正確な情報を得ることができます。
4. ソースコード生成機能でアプリ開発を加速
「PolySphere-4」では、自然言語からソースコードを生成する機能が追加されました。これにより、アプリケーションの開発や業務コネクタの作成が効率化でき、業務の迅速なデジタル化が期待されます。
AI insideの理念と今後の展望
AI insideは「AIで人類の進化と幸福に寄与する」という綱領の下、今後もLLMの性能向上を目指し続けます。さらに、この技術を製品に実装することで、AI技術の社会実装を積極的に推進していく方針です。
AI inside 株式会社について
AI insideは、テクノロジー企業として生成AIや自律型AIの研究開発を手掛けています。特に、日本語ドキュメント処理に精通したML「PolySphere」の開発を進めており、幅広いユーザー層にサービスを提供しています。主力プロダクトである「DX Suite」は、データ入力業務の自動化を実現するAIエージェントで、業務の効率化に寄与しています。これにより、人とAIの共働を促進し、生産性を高めていくことがAI insideの目指す「VALUE SHIFT」実現に向けた重要なステップとなっています。
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AI insideの公式サイトをご覧ください。