NECと鹿児島高専の産学連携教育
NECは、鹿児島工業高等専門学校(鹿児島高専)と共同で、デジタル社会の発展を担う人材育成に向けた新しい教育プログラムを実施しました。これは、今後のデジタル社会に不可欠なサイバーセキュリティについての理解を深めるための取り組みであり、特に「リベラルアーツⅡ」という必修科目の一環として、全学科の3年生を対象に行われました。
サイバーセキュリティ教育の重要性
今回の講義では、サイバーセキュリティにおけるセキュリティリスクアセスメント手法の基礎から実践までを広範に取り扱いました。その目的は、学生がリスクアセスメントの手法を身につけることで、将来の社会において安全で安心な環境作りを担える人材に成長することです。この取り組みは、NECと国立高専機構の包括連携協定に基づき行われています。
実践的な講義内容
講義は2025年10月から始まり、全体で90分のセッションを4回実施しました。学生はリスクアセスメントについての基礎知識を学ぶだけでなく、実際のケーススタディに基づいた演習も行いました。具体的な内容は次の通りです。
- - リスクアセスメントの基本:情報セキュリティの重要性や目的について説明し、リスクアセスメントの流れを学びました。
- - 情報収集の方法:顧客に関する情報を収集するための調査手法を習得しました。
- - インタビュー技術:効果的なインタビューの方法とその重要性を議論しました。
- - リスクの識別:インタビュー結果や情報を元に脅威を特定し、リスクを整理する方法を学びました。
- - リスク対策の考案:特定されたリスクに基づく対策を考える技術的および人的な手法を学びました。
- - 改善提案の作成:リスクの大きさに応じて、コスト対効果を考えた改善策を提案する訓練を行いました。
学生の反応
参加した学生たちは、講義や演習を通じて得た学びを実際の企業でのインターンシップや部活動に応用できたと反響を示しました。「企業がどのようにリスクを管理しているかを知ることができた」「他者の意見を聞くことで新しい視点が得られた」という声が多く寄せられたことが、さらにこの講義の価値を証明しています。
講師陣からのメッセージ
講義を担当したNECの講師たちは、リスクアセスメントの重要性に加え、日常生活におけるリスクを認識することの重要性についても学生に伝えました。一人の講師は、「このプロセスを理解することで、サイバーセキュリティがより身近に感じられるようになると思います」と話しました。
これからの展望
NECと鹿児島高専は、引き続きこのような産学連携を通じて、デジタル社会で活躍できる人材を育てていく方針です。安全で安心な社会の実現に向けた教育プログラムへの取り組みは、今後も進められていくことでしょう。
このような教育が、学生たちにどのような影響を与えていくのか、今後の成長が期待されます。