三重県亀山市の新しい文化拠点「茶蔵茶房」
三重県亀山市に位置する関宿は、江戸時代から続く宿場町の一つです。ここに新たにオープンした「茶蔵茶房」(さくらさぼう)は、伝統的な和菓子と現代のPOPアートが融合したカフェです。このカフェの店主は、老舗和菓子店「深川屋」の14代目当主、服部吉右衛門亜樹さん。彼は自らのルーツに誇りを持ち、伝統的な江戸文化の魅力を広めるために、このカフェを作りました。
「茶蔵茶房」は、2021年3月3日にオープンし、江戸の風情を感じさせる空間と現代アートが楽しめる場所として注目を集めています。店内外には、アーティストのSHETA氏が手掛けた鮮やかなアートが施されており、訪れる人々を驚かせると共に、関宿の魅力を引き立てています。
POPアートとのコラボレーション
カフェの特徴の一つは、SHETA氏とのコラボレーションによる独自のアート空間です。SHETA氏は、FILAやCOACH、さらにはSTAR WARSとのコラボも手掛けてきた実力派のアーティストで、その可愛らしいスタイルは年齢を問わず、幅広い支持を得ています。今回のコラボによって、伝統的なカフェでありながらも、若者に親しんでもらえる新しいスタイルが生まれました。
店内の中央には、色鮮やかなウォールアートが描かれ、カフェの庭を囲む塀にはさまざまな鍵や数字が表現されています。これらのアートは、関宿の伝統を未来につなげる重要な役割を果たしています。店主の服部吉右衛門亜樹さんは、これを通じて地域の歴史に対する若者の関心を高めたいという願いを込めているのです。
和菓子店「深川屋」の歴史
「茶蔵茶房」の開店にあたり、服部さんの家族が営む和菓子店「深川屋」も重要な存在です。深川屋は、江戸時代に創業され、長い歴史を持つ老舗です。特に有名な「関の戸」は、忍者の末裔に考案されたお餅菓子で、独自の製法と配合が守られ、現在も多くの人々に愛されています。
古文書からは忍びの記述も発見され、深川屋は忍びの隠れ蓑の和菓子屋として文化伝承にも力を入れています。このように、和の伝統が受け継がれながらも、現代の若者に向けた新しい試みが続いています。
グッズの展開
「茶蔵茶房」では、SHETA氏のオフィシャルグッズも販売されています。カフェを訪れた際には、ぜひその可愛らしいアイテムを手に入れてみてはいかがでしょうか。公式オンラインストアでも購入可能で、各種アクセサリーやアートのレプリカなど多彩な商品が揃っています。例えば、SHETAの代表作「サボテンLOVE&PEACE」をモチーフにしたアクリルキーホルダーやステッカーは、大人から子供まで楽しめるデザインです。カフェの庭の壁画アートもレプリカとして販売されており、おうちでもそのおしゃれな雰囲気を楽しむことができます。
まとめ
「茶蔵茶房」は、三重県亀山市の関宿で伝統と現代が交差する新しいカルチャーを発信する場です。和菓子とPOPアートの新たなコラボレーションは、多くの人々にとって魅力的な体験を提供しています。訪れる際は、ぜひその独特な空間を堪能してみてください。営業時間は午前10時から午後4時までで、定休日は木曜日です。興味がある方は、URLからアクセスしてみてください。
茶蔵茶房 SAKURASABO 公式マップ
店舗情報
- - 店名: 茶蔵茶房 SAKURASABO
- - 電話番号: 0595-86-5780
- - 営業時間: 午前10時~午後4時
- - 定休日: 毎週木曜日
- - URL: 茶蔵茶房