コムデザインがVonageと提携
株式会社コムデザインは、株式会社Vonage Japanとの技術連携を発表しました。この提携により、コールセンターのデジタルトランスフォーメーションを推進し、世界65カ国以上の電話番号を簡単に取得できるようになります。これにより、日本企業はグローバル展開を容易に進めることが可能になります。
連携の意義
コムデザインの代表取締役社長、寺尾憲二氏はこの連携の意義を強調しています。「私たちは、企業がよりスマートで効率的なコミュニケーションツールを使用できるよう尽力してきました。Vonageとの提携は、従来の枠にとらわれず、国際的な成長へとつながる重要なステップです。」と述べています。これは、企業が従来の物理的インフラに依存せず、フレキシブルにグローバルな顧客対応ができることを意味します。
特に近年、国境を越えた一貫性のある通信インフラの需要が増しており、これに応える形での提携となります。物理的な拠点依存型の従来インフラは、企業のグローバル展開における障壁となってきましたが、コムデザインはこの課題に取り組むことで、より多くの企業にとっての解決策を提供しています。
ソリューションの特徴
この新たなソリューションは、VonageのSIP Trunking技術とコムデザインのCT-e1/SaaSプラットフォームを統合することで、企業は短期間で多様な電話番号を取得できるようになります。これにより、コールセンターのオペレーションは効率化され、業務をグローバルにスムーズに運営することが可能になります。
VonageのAPI事業部門プレジデント、クリストフ・ヴァン・デ・ウェイヤー氏は、「この連携は、国際的な電話番号の調達を簡素化し、今後も進むデジタルトランスフォーメーションとの相乗効果が期待できます。顧客体験を向上させるために重要な役割を果たすでしょう。」と話しています。
今後の展望
コムデザインとVonageは、この新しいソリューションを2025年7月9日に開催されるイベント「ContactCenter MashUp BOX 2025」にて公開します。このイベントでは、日本の企業がどのようにクラウドコミュニケーションを使ってグローバルな展開を推進していけるか、詳細なインサイトを提供する予定です。
コムデザインの紹介
株式会社コムデザインは、2000年の創業以来、クラウド型CTIサービス「CT-e1/SaaS」を2008年から提供しています。特に、「CXaaS」と呼ばれるサービスモデルは、利用者のニーズに即した柔軟なインフラを提供する点で支持を集めています。
このサービスモデルは、単なるクラウドCTI機能の提供だけでなく、導入に必要な専門エンジニアのサポートを含む定額料金が設定されています。これによって、企業はコールセンターの導入を容易に実現でき、効率的な運営に向けたステップを踏み出すことができます。
本イベントを通じて、参加者は通信技術を通じてのビジネスの推進方法を学び、実際にどのように自社の競争力を高めることができるのか、具体的なアプローチを知る良い機会ともなるでしょう。