2025年度「FIRST PITCH」学生支援制度の概要
メカトラックス株式会社が、学生による自主的なモノづくりや調査研究を支援するための「FIRST PITCH」の2025年度募集を開始しました。この制度は学生の創造性を引き出し、その取り組みを支えるもので、現在で通算5回目となります。今回はこの支援制度の詳細を紹介します。
「FIRST PITCH」とは?
「FIRST PITCH」は、学生が独自に行うモノづくりや研究活動をサポートする内容で、支援金の使途にも自由度が高いのが特徴です。応募手続きや報告書作成は簡素化されており、学生が失敗を恐れずにチャレンジできる環境を提供しています。この制度は学生が実際のプロジェクトを通じて得られる経験に重きを置いています。
支援の詳細
支援概要
- - 支援対象: 大学、高専、専門学校などの学生(文系・理系、個人・団体は不問)。ただし、正規カリキュラムに属する活動は対象外です。
- - 支援額: 採択されたプロジェクトには1件当たり30万円が支給されます。
- - 採択数: 最大4件のプロジェクトを支援します。
- - 支援金の使途: 機材購入費やクラウドサービス費用、通信費、書籍など、幅広く利用できます。
応募方法
- - 応募〆切は2025年6月27日です。
- - 専用の応募フォームから、活動概要を記載したA4用紙1枚を提出する必要があります。
選考スケジュール
- - 書類審査: 2025年7月4日まで
- - オンライン面談: 2025年7月8・9日に実施
- - 採択通知: 2025年7月11日
- - 支援金支給予定: 2025年7月16日
成果報告
採択者は、活動の成果を報告し、報告内容はオンライン面談を通じて行います。全ての成果報告はメカトラックス社のWebサイトなどで紹介される予定です。
過去の採択実績
2024年度には、応募総数が6件で、書類審査を通過したのは4件。その結果、2件のプロジェクトが採択され、各々30万円の支援金が支出されました。以下はその代表的なプロジェクトです。
- - センサー街道(代表:村岸 秋生): 同志社大学理工学部で、自由なセンサーの開発を行いました。
- - 井上 沙緒里: 近畿大学で、水耕栽培における非接触の液肥測定システムの開発をしました。
過去のデータから、FIRST PITCHでは多様なプロジェクトが生まれ、多くの学生が支援を受けてきたことがわかります。このような制度は、学生たちが革新的なアイデアを実現するための重要なステップとなっており、地域社会に貢献する一助となっています。
会社概要
メカトラックス株式会社は、2005年に設立され、本社は福岡市早良区に位置しています。電子回路、組込みソフト、センサー技術などに特化した開発および製造業務を行っています。同社は、地方の大学や企業とも連携しながら多様なプロジェクトを進めており、特にラズベリーパイを用いたロボティクスやプロトタイピングにも力を入れています。
詳しい情報は、2025年度専用Webサイト(
FIRST PITCH 2025)を参照ください。メカトラックスは、今後も学生の研究を応援し、情報通信分野の発展に寄与していく意向を示しています。