NSG美術館での特別な写真展
新潟市のNSG美術館では、2024年8月24日から10月14日まで「世界遺産 黄金の宝島 佐渡 上山益男展」が開催されます。この展示は、国内外の多くの来館者に佐渡の魅力を伝えることを目的としており、世界文化遺産登録を果たした佐渡金山を祝うものです。
展示内容について
今回の企画展では、1977年から佐渡をテーマに写真を撮り続けた写真家・上山益男さんの作品が展示されます。彼の作品は、佐渡の風景や人々の生活の様子を切り取った約100点の写真で構成されており、訪れた人々は豊かな文化に触れることができます。
特に、一般には立ち入ることのできない江戸時代の金山内部の坑道や、相川平根崎での厳しい環境での岩ノリ採りを行っていた人々の姿を映した作品は、観客に深く響くことでしょう。これらの写真を通じて、佐渡の人々と文化との密接な繋がりを感じることができるのです。
世界遺産に寄せる思い
上山益男さんは「佐渡を世界遺産にする新潟の会」の副会長としても活動しており、世界文化遺産登録に向けた尽力は評価されています。2021年には「黄金の宝島佐渡」という写真集を出版し、いい距離感で地域の美しさを表現してきました。彼の作品には、故郷への愛情と世界へのメッセージが詰まっています。
併催の「カンボジア アンコールワット遺跡群」や、上山さんの教え子たちによる「上山益男の教え子たち展」も同時に開催され、様々な視点から遺産の重要性や文化の多様性について考える機会となるでしょう。
開館情報
- - 開館時間: 10:30~18:00(最終入館は17:30まで)
- - 休館日: 月曜日(祝日や振替休日の場合はその翌日)
- - 観覧料: 一般300円、高校生以下は無料
詳細は、
NSG美術館公式サイトをチェックしてください。地域が誇る佐渡の文化を感じる絶好のチャンスです。多くの方にご来場いただき、上山益男さんの目を通した佐渡の美しさを体感してほしいと思います。・