ニューロマジック、同性婚や事実婚を対象にした福利厚生制度を整備
株式会社ニューロマジックは、2024年11月の制度改定を通じて、同性婚や事実婚に対する福利厚生を一般的な異性婚と同様に適用することを発表しました。この制度整備により、従業員は慶弔見舞金や慶弔休暇を利用する際に、結婚の形に関わらず平等な権利が保障されることになります。
Famieeサービスの導入
特に注目すべきは、パートナーシップ証明書の取得を可能にする新サービス「Famiee」を導入した点です。2024年現在、パートナーシップ制度が施行されている自治体は470ありますが、従業員が居住する地域で利用可能かが問題になることもありました。「Famiee」を使用することで、全国どこでも証明書を取得することが可能となり、福利厚生を利用する際の障壁が大きく低減されることが期待されます。
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婚姻平等に向けた企業努力
さらに、ニューロマジックは「Business for Marriage Equality(BME)」にも賛同を表明しました。これは、日本国内での婚姻の平等、特に同性婚の法制化を進めるためのキャンペーンとして、公益的な活動を行っています。現在、571の企業や団体が賛同しており、社会全体での婚姻平等の実現に向けた活動を加速させています。
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DEI施策の強化
ニューロマジックは、社内でのDEI(多様性、公平性、包括性)施策にも力を入れています。これまでに、完全フルリモートワークの導入やスーパーフレックス制度の導入を通じて、従業員がライフライブを充実させる環境を整える取り組みを進めてきました。
特に注目すべきは、ジョブクラフティングの理念に基づく業務の遂行です。従業員が自身の仕事を自分で再定義できる環境を促進し、自主性を尊重したキャリア形成を支援しています。
実績の確認
これらの取り組みの成果として、2023年8月時点で女性管理職の割合が50%を超えたことや、正社員の女性入社率が63%に達したことが報告されています。これらの数値は、ニューロマジックが多様な人々にとって働きやすい環境を実現していることの証拠です。
受賞歴と今後の展望
2022年には「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2022」のランキングで3位を受賞し、2023年には「第4回TOKYOテレワークアワード」推進賞も受賞しました。また、今後も社会全体での婚姻の平等実現に向けて、取り組みを強化し続ける方針です。
取締役である永井菜月氏は、会社の取り組みがただ一企業に留まるものでなく、社会全体に影響を与えることを目指すと語っています。これからもニューロマジックは、DEIや福利厚生の整備を通じて、誰もが活躍できる平等な社会の実現に貢献し続けるでしょう。