業務効率化の新基準
2025-12-09 10:51:32

上組にAI-OCRプラットフォーム「Flax Scanner HUB」が導入され業務効率化を促進

上組にAI-OCRプラットフォーム「Flax Scanner HUB」が導入され業務効率化を促進



株式会社シナモン(シナモンAI)は、港湾物流業界で圧倒的な実績を誇る株式会社上組に対して、生成AI抽出型の高精度AI-OCRプラットフォーム「Flax Scanner HUB」を提供しました。この導入により、国際物流業務の効率化が期待されています。

上組の概要と課題


上組は、兵庫県神戸市に本店を構え、国内最大級の港湾物流企業として多岐にわたるサービスを提供しています。具体的には、港湾運送、倉庫業務、さらには国際輸送などを手がけています。しかし、国際的な取引に必要な通関や船積みなどの業務では、複雑かつ定型外の貿易書類が多く発生し、その手作業によるデータ入力には多くの時間と人員が取られていました。このような課題を解決するため、シナモンAIの技術が導入されることになったのです。

Flax Scanner HUBの導入とその効果


シナモンAIが開発した「Flax Scanner HUB」は、紙やPDFで受け取るINVOICE(貿易書類)を自動的に読み取り、30項目以上の取引先名や数量、価格といったデータを高精度で抽出します。このプラットフォームは、抽出されたデータをCSV形式で出力し、上組の基幹システムに自動で連携させることで、業務の効率化と標準化を達成します。

この導入によって、従来は1つ1つ手作業で行っていたデータ入力や確認作業の負担は大幅に軽減されます。そのため、業務のスピードと正確性が向上し、よりコアな業務に人材を集中させられるようになるのです。

生成AIの活用による競争力強化


シナモンAIは、Flax Scanner HUBの拡張性と柔軟性を活かし、上組の国際物流業務の競争力を強化するとともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速にも寄与する計画です。シナモンAIの技術は、高精度のドキュメント解析を実現しており、帳票の形式が様々な業界・業種に対応できる汎用性を備えています。

AI-OCRプラットフォームの特長


Flax Scanner HUBは、従来の座標定義型AI-OCRとは異なり、事前の設定なしで非定型帳票も精度よく読み取ることが可能です。このプラットフォームには、座標定義型、特徴量学習型、生成AI抽出型といった3つのAIエンジンが搭載されており、帳票の種類に応じた最適な方法でデータを読み取ります。また、コスト効率に優れ、シングルテナントやプライベートクラウドといった選択肢でも利用できるため、導入ハードルも低くなっています。

結論


シナモンAIのFlax Scanner HUBは、業務の大幅な効率化を可能にするツールであり、上組の国際物流業務の競争力強化に寄与しています。AI技術の進化に伴い、従来の業務プロセスが大きく変わる中で、企業がどのように対応していくかが今後のカギとなるでしょう。デジタル時代における物流業界の新たな基準として、Flax Scanner HUBの導入は多くのビジネスシーンで参考にされることでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社シナモン
住所
東京都千代田区紀尾井町3−16金田ビル 6階
電話番号
03-6807-4091

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