カド・インベストメントの新進展
2025-11-21 08:21:05

カド・インベストメントがインドVC Blume Venturesに新ファンド設定

カド・インベストメントが新ファンドを設立



カド・インベストメント株式会社(以下、カド・インベストメント)は、新たに「ブルーム・グロースファンド1号投資事業有限責任組合」を設立しました。今回のファンドは、インドの大手ベンチャーキャピタルであるBlume Venturesが運用する「BluMax FundⅡ」を通じて、将来IPOを目指すインドの未上場企業に投資します。全体の投資規模は3,400万ドル、約50億円となっています。

インド市場の魅力



インドは現在、持続的な経済成長を遂げており、その背景には労働人口の増加や政府の支援策があります。今後はITやテクノロジー、再生可能エネルギー、製薬・ヘルスケア、消費財、インフラなどの分野が特に注目されています。最近の調査によると、インドのIT市場は2026年までに3,000億ドルを超えると予測されており、再生可能エネルギー市場は2032年には467億ドル規模に達する見込みです。

BluMax FundⅡの特徴



BluMax FundⅡは、Blume Venturesが育成してきた企業の中から、長期的な成長を見込める未上場企業を選定し、IPOを目指して投資を行います。このファンドでは、特にセカンダリー投資やプレIPOラウンドでの投資が中心となり、早期のExitを狙います。こうした戦略により、投資家にとっても魅力的なリターンが期待されています。

Blume Venturesの実績



Blume Venturesは、2010年に設立されたインドのベンチャーキャピタルで、これまでに4本の基幹ファンドを設定し、総額約6.5億ドルを運用しています。シードおよびプレシリーズA段階に特化したスタートアップへの投資で知られ、複数のユニコーン企業を輩出しています。特に、Mettlは初回投資から15倍以上のリターンを生んだ成功事例の一つです。

カド・インベストメントの方針



カド・インベストメントは、関東財務局長に登録された独立系の投資運用業者です。国内外の未上場企業に投資を行い、オルタナティブ戦略を中心とした幅広い運用商品を提供しています。投資業務はグループ会社であるカド・キャピタル・マネジメントが担当し、顧客管理業務と運用業務の役割分担を明確にし、質の高いサービスを提供しています。

この新ファンドの設立により、カド・インベストメントはインド市場におけるビジネスチャンスを最大限に活かす体制を整えました。インド経済の成長が加速する中、同社の戦略がどのように実を結ぶのか、今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
カド・キャピタル・マネジメント株式会社
住所
東京都渋谷区道玄坂1-22-9AD-O渋谷道玄坂2階
電話番号
03-6427-8327

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