JWマリオット・ホテル奈良、地元アーティストとの共同プログラムを開始

JWマリオット・ホテル奈良の新たな試み

JWマリオット・ホテル奈良（奈良市三条大路一丁目）は、地域とのつながりを重視した新しいアプローチとして、「アーティスト・イン・レジデンスプログラム」を2025年11月から開始することを発表しました。このプログラムでは、奈良を拠点に活躍する現代アーティスト、良奈ちはる（よしなちはる）氏が参加し、彼女の作品が館内に展示される予定です。

地域文化の継承と創造を目指して

JWマリオット・ホテル奈良は、奈良の文化を発信し、観光客に地域のアートを体験してもらうことを目指しています。このプログラムは地元の新進アーティストを支援し、宿泊するゲストがアートを通じてより深く地域を理解する手助けをするという趣旨で立ち上げられました。この取り組みは、JWマリオットブランドが掲げる「文化的価値の創造」と「心に響く滞在体験」の実現に寄与するものです。

良奈ちはる氏から受ける影響

良奈氏は、地域に根ざした創作活動を続けているアーティストです。彼女の作品には色鉛筆による繊細な表現と、日本の伝統的な素材である螺鈿や手漉き和紙が巧みに取り入れられており、奈良の自然や静謐さを現代的な観点で描き出しています。このようなアプローチが、ホテルが目指す「奈良の文化を発信する」という理念としっかりと結びついています。

展示される作品の紹介

良奈氏の作品は、主に「命の循環」「多様な時間軸の交差」「宇宙の輝き」をテーマにしています。具体的には、以下の2つの作品が展示されます。

『多次元の碧』

「多次元の碧」という作品は、異なる背景を持つ人々の記憶や時間を四角い模様として表現し、ホテルという多様な人が集う場の複雑性を描いています。この作品は、人、場所、時間のつながりを象徴的に表しており、ホテルでの様々な体験を可視化しています。

『廻る』

『廻る』は、生命が宇宙の粒子から生まれ、再び宇宙へ戻っていく過程を描いた作品です。亡くなった大切な存在が寄り添うように描かれており、その静けさと温かみが訪問者に感じられます。色鉛筆の濃淡や手漉き和紙の質感が絡み合い、螺鈿が生み出す光によって、宇宙の星々の輝きをも感じさせる深い印象を与えます。

作品展示の場所とデザイン

展示は、2025年11月より以下の場所で公開される予定です。

- 『多次元の碧』 - メインロビーの大階段踊り場
- 『廻る』 - Flying Stag（フライング・スタッグ）のセミプライベートテーブルエリア

これにより、建築美とアートが融合した象徴的なスペースが生まれ、訪れるすべてのゲストを温かく迎え入れることが期待されています。

JWマリオット・ホテル奈良の魅力

JWマリオット・ホテル奈良は、奈良県で初のインターナショナルブランドラグジュアリーホテルとして、豊かな自然に囲まれた環境での快適な滞在を提供しています。158室の客室は天然素材を基にした安らぎの空間で構成されており、館内のダイニングでは奈良県産の新鮮な食材を使用した料理が楽しめます。さらに、全館のフィットネスセンターやリラクゼーションスパ、集会施設も備わっており、多様なニーズに応えている点も大きな魅力です。

このアートプログラムを通じて、JWマリオット・ホテル奈良は地域アーティストとの協働をさらに発展させ、「文化とともにあるホテル体験」を提供することを目指しています。

アーティストについて
良奈ちはる氏は、2022年に本格的な制作活動を開始したアーティストで、感情や記憶を模様として表現する独自のスタイルを持っています。彼女の作品は国内外の展示会で高く評価されています。

JWマリオットについて
JWマリオットは、ラグジュアリーなホテル体験を提供するブランドとして、心身を満たす安らぎの場となることを目指しています。世界中で100軒以上のホテルを展開し、洗練された旅行者に喜ばれる体験を提供しています。