株式会社アイ・エル・シーが発表した新機能
株式会社アイ・エル・シーは、組込み制御開発環境「INTALOGIC5」の最新版、Ver.2.08のリリースを2026年9月上旬に予定しています。このアップデートでは、プログラミング言語のLD言語における変数対応や、日本語のサポートが追加され、開発の効率や可読性が大幅に改善されます。従来の設計資産を活用しつつ、よりスムーズな開発や改修が可能になることで、ユーザーのニーズに応える製品として進化しています。
INTALOGIC5の概要
「INTALOGIC5」は、OSを持たない環境からWindowsやLinuxなど様々なプラットフォームに対応する、国際規格IEC 61131-3に準拠した組込みソフトウェアPLCです。この製品は、従来のハードウェアPLCの制約を超え、ソフトウェアとしてPCやマイコンボードへ容易に搭載することができるため、コストの削減と省スペース化が実現します。
主な構成としては、開発ツール「INTALOGIC5 Editor」と制御ランタイム「INTALOGIC5 Run」があり、インタープリタ方式に加えて、カスタム対応のネイティブコード方式にも対応しています。さらには、LinuxやVxWorks, QNXなど様々なOSやCPUへの移植実績があるのも特徴です。
主な機能の強化
LD言語の変数対応
新バージョンでは、LD(ラダー)言語の接点やコイル、応用命令で変数が使用可能になりました。これにより、データのアドレスを気にせずにプログラミングができ、プログラムの再利用性や可読性が著しく向上します。
マルチバイト文字対応
POU名や変数名、インスタンス名に日本語の全角文字が使用可能になることで、プログラム内で各要素の役割や意味を直感的に把握できるようになります。これもまた、開発効率と保守性の向上に貢献するでしょう。
今後の開発の方向性
2027年には更なるIEC61131-3準拠機能の拡張が期待されています。また、データ型の拡張や表現力の向上も進められる予定で、高度で柔軟な制御開発を実現するための新機能が続々登場する見込みです。
具体的には、PLCopenXMLやIEC61131-10に基づくXML形式への対応、割込みタスクへの対応など、国際基準における高い相互運用性の確保を目指した開発が行われます。さらに、モーションコントロールや位置決めなどの機能がプラグインソフトウェアとして充実し、柔軟な制御環境が提供されることでしょう。
INTALOGIC5の導入による利点
- - 機器の小型化と省スペース化:専用ハードウェアが不要なため、制御機器をコンパクトに。
- - 納期の短縮:ラダープログラムの変更のみで迅速な仕様対応が可能。
- - 高付加価値製品の開発:制御機能が内蔵されることで独自製品が生み出せる。
- - セキュリティの強化:制御ロジックを保護することで、安全な開発環境を提供。
会社概要
株式会社アイ・エル・シーは、38年以上のFAシステム分野での経験を基に、制御技術とITを融合させたソフトウェアソリューションを提供しています。国内でのTOPシェアを誇るINTALOGIC5を通じて、高品質なサービスをお届けします。また、全国各地に経験豊富なエンジニアを配置し、製品移植やシステム開発において、現場に寄り添ったサポート体制を整えています。
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