名和氏CTO就任
2025-05-09 10:47:38

名和利男氏が日本サイバーディフェンスのCTOに就任 - サイバーセキュリティの新時代へ

名和利男氏が日本サイバーディフェンス株式会社(NCD)の最高技術責任者(CTO)に就任したとの発表がありました。名和氏は、内閣府や総務省、経済産業省の委員も経験し、日本のサイバーセキュリティ分野での権威として広く知られています。彼のリーダーシップのもと、NCDは次世代サイバーセキュリティプラットフォームの設計と構築を行い、国のデジタル主権の強化を目指すとされています。

この新しいプラットフォームは、国内の法制度に従い、日本特有の脅威環境に対応した完全な国内ソリューションで構成されています。「ソブリン・ディフェンス」という概念を実行に移すことが重要視されています。最近のサイバー脅威の増加や地政学的リスクの上昇を背景に、国の主権的なデジタル防衛が急務となっている現在、名和氏の就任は特に意義深いものといえるでしょう。

名和氏は、NCDの参画を決意した理由として、日本独自の法律や文化、脅威に基づいたサイバー防衛の必要性を挙げています。また、彼は単に新たなツールを開発するのではなく、実効性のある能力を構築することが不可欠であると強調しています。

NCDの創設者でCEOのカータン・マクラクリン氏も、名和氏をフルタイムの社員として迎えることは非常に意味深い出来事であると語っています。彼によれば、名和氏の参加は、日本が完全なる国内ソリューションを自らの手で構築する意志と能力を示す重要なステップであり、日本のサイバー能力が新たな段階へ進む象徴的なものであるとのことです。

名和氏は、日本で最も尊敬されるサイバーセキュリティ専門家の一人です。彼は、官民連携、アクティブ・ディフェンス、重要インフラ保護の枠組みの設立に力を注いできました。それにより、日本のセキュリティ戦略の基盤を築いてきた彼は、今後NCDの発展にも多大な影響を与えることでしょう。

NCDは、名和氏のもとで新たな発展段階に入っており、重要なシステムを守るための「ソブリン・プラットフォーム」の構築を進めています。このプラットフォームは、国内のマネージドセキュリティサービスプロバイダ(MSSP)やその他セキュリティプロバイダと円滑に統合できることで、さまざまな業種や中小企業のニーズに応えるものになると期待されています。

これからのNCDの取り組みによって、日本のサイバーセキュリティの未来がどのように進化していくのか、注目が集まります。


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会社情報

会社名
日本サイバーディフェンス株式会社
住所
東京都千代田区麹町3丁目10番1号TWG 麹町 701
電話番号
03-5357-1400

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