LIXILとSchuecoの提携
2025-04-24 13:42:55

LIXILとSchuecoが手を組み建築物のカーボン削減へ挑戦

LIXILとSchuecoが手を組み建築物のカーボン削減へ挑戦



近年、気候変動への対応が喫緊の課題となる中、株式会社LIXILとドイツのSchueco International KGが新たに手を組み、建築物のカーボン削減へ本格的に乗り出しました。両社の戦略的パートナーシップの強化により、2050年に向けたカーボンニュートラルの実現に貢献する取り組みが期待されています。

2050年カーボンニュートラルに向けた戦略



LIXILとSchuecoは、2050年カーボンニュートラルを目指す日本政府の方針に基づき、建築物の生涯に渡るCO₂排出量、いわゆる「ホールライフカーボン」の削減に取り組むことを日々強化しています。Schuecoは欧州を中心に事業を展開し、サッシやカーテンウォールの提供を行い厳しい建築基準をクリアした実績を持つ企業です。

両社は2021年に合弁会社「シューコー・ジャパン」を設立し、日本の市場に合わせた製品の展開を進めています。この合弁会社では、Schuecoの先進的な技術とデザインに加え、LIXILの日本市場での知見とノウハウを融合させ、新たな製品を創出します。

増加するホールライフカーボンの削減ニーズ



国際エネルギー機関(IEA)の報告によると、建設部門からのCO₂排出は全世界の約37%を占めており、環境負荷低減が求められる時代です。すでに日本政府は、新築建物におけるライフサイクルアセスメント(LCA)を導入する検討に入っており、この流れを受けて、LIXILとSchuecoは製品の更なる性能向上に向けた努力をしています。

特徴的な製品群と販売戦略



LIXILとSchuecoの協業によって展開されるのは、高性能なアルミ窓「ASE60」や高断熱カーテンウォール「FWS50.SI」のような製品です。これらはあらゆる建築用途に適用可能であり、断熱性や気密性に優れていることで知られています。

特に、Schuecoの製品はドイツのパッシブハウス認定や「Cradle to Cradle Certified®」といった国際的な環境認証を獲得しており、これらの製品を通じてホールライフカーボン削減に大きく寄与します。

LIXILは、2024年までに高断熱製品の販売比率を50%へと上昇させる計画を立てています。これにより、国内市場においてもその影響力を拡大することを目指しています。リノベーション市場向けにもSchueco製品を拡充させることで、持続可能な建築の実現に向けた取り組みは一層強化されるでしょう。

リーダーたちのビジョン



LIXILのCEO、瀬戸欣哉氏は、「自社だけでなく、ビジネスパートナーとの連携を通じて、環境と社会に良い影響をもたらしていく」と述べており、Schuecoのceo、Andreas Engelhardt氏もまた、エネルギー効率を考慮した製品提供に自信を示しています。このような企業リーダーの強い想いが、より良い未来へとつながるのです。

LIXILとSchuecoが築く新たな未来に乞うご期待です。


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会社情報

会社名
シューコー・ジャパン株式会社
住所
東京都港区新橋4-1-1新虎通りCORE3階
電話番号
03-3434-1195

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