「アイピア」と「GMOサイン」の連携開始
株式会社アイピアは、建築業向け管理システム「アイピア」と、GMOグローバルサイン・ホールディングスが提供する電子契約サービス「GMOサイン」との連携を発表しました。この連携により、工事請負契約書の作成から締結、保管までのプロセスをシステム上で完結可能となります。
背景と目的
アイピアは2018年にサービスを開始し、以来多くの建築業界の企業に利用されています。GMOサインは、オンラインでの契約書作成・送付・署名・保管を一元的に管理できるクラウド型の電子契約サービスです。これにより、業務の効率化が促進され、コスト削減にも寄与が期待されます。特に印紙代や郵送コスト、事務処理時間の短縮が実現できることが大きな特徴です。
具体的な連携の流れ
実際の連携では、アイピアの操作画面から直接GMOサインを利用し、電子契約を作成することができます。具体的には、ユーザーはアイピア上に入力した契約データを元に、工事請負契約書を自動で生成し、PDF化して簡単に締結・保存が可能になります。このように、契約プロセスを一本化することで、用紙を使用することなく、ペーパーレスの実現が進みます。これにより、申請や承認手続きのスムーズさも向上します。
今後の展望
今後もアイピアは機能の追加や改善を続け、建築業界における業務効率化と生産性向上に寄与していく方針です。また、GMOサインとの連携をさらに強化することで、業務プロセスの統合を図り、より多くの建築業者にとって利便性の高いシステムを提供することが目指されています。
GMOサインについて
GMOサインは、契約締結からその管理までをワンストップで提供するクラウド型の電子契約サービスです。2015年のサービス開始から日本の電子署名市場の先駆けとして、契約に関わるさまざまな手続きを効率化し、さまざまなコストを削減してきました。特に、印紙税や郵送費、保管費用の削減が評価されています。多くの企業がこのサービスを採用しており、2025年には上場企業の75%がGMOサインを利用しています。
まとめ
建築業界における業務のデジタル化はますます進展しています。アイピアとGMOサインの提携は、これらの波に乗り、契約業務の効率化とコスト削減を同時に実現する新たなステップと言えます。今後もこの連携がどのように進化していくのか、一層の注目が必要です。