暗闇で体験工芸
2021-10-21 12:20:01
新たな観光体験「暗闇で感じる日本の伝統工芸」について
ダイアログ・イン・ザ・ダークが新プログラムをスタート
ウィズコロナ時代に適応した新たな観光体験が、一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティによって提供されることになりました。「日本と出会う、旅に出よう。もっと日本を深めよう。」というテーマのもと、文化と観光の融合を図るプログラムが2021年11月6日から始まります。このプロジェクトでは、暗闇の中で日本の伝統工芸を体験し、その後実際に工芸品の生産地へ訪問するというユニークな内容が盛り込まれています。
プログラムの内容と目的
新型コロナウイルスの影響で、従来の観光業は大きな打撃を受けました。そこで、このプログラムは新しい観光モデルの創出を目指しています。参加者は、まず東京・竹芝で「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の体験を通じて、視覚以外の感覚を活用して日本の伝統工芸に触れることができます。これにより、普段とは異なる視点で工芸品の美しさや奥深さを体感できるのです。
会津漆器を体験
プログラムの第一弾として、実施されるのが「会津漆器・イン・ザ・ダーク」です。こちらは11月6日から開催され、暗闇の中で会津漆器に触れる体験が提供されます。参加者は暗闇の中で、工芸品の存在感や質感を五感を駆使して感じることが求められます。開催日には、竹芝のダイアログ・ミュージアム内で、会津の空気を感じながら漆器に接触する素晴らしい機会が待っています。
会津への旅
続いて、11月13日と14日には「会津漆器のふるさとを巡る旅」も用意されています。この旅では「トチノキの伐採と木地師文化編」というテーマのもと、トチノキを実際に伐採する様子を間近で見学できます。樹齢百年近い大木が伐倒される光景は圧巻で、漆器作りの背景を理解する貴重な体験です。また、地元人気の食堂で漆器「めぐる」を用いたランチも楽しむことができます。
感覚を研ぎ澄ます体験
このプログラムは単なる観光ではなく、視覚を手放し、他の感覚を研ぎ澄ますことで新しい発見につながります。参加者は、真っ暗の中で経験することで、感覚が解放され、まるで目が新たに開かれるかのような体験ができるでしょう。この暗闇から出た後、光の世界に戻ることで、より深い理解と感受性が得られるかもしれません。
まとめ
「日本と出会う、旅に出よう。もっと日本を深めよう。」という新しい取り組みは、文化庁の指定事業として実施されるため、その信頼性も抜群です。今後、このプログラムを通じて多くの人々が日本の伝統文化に新たな感覚を持って触れ合う機会が広がることが期待されます。チケット予約は公式サイトで可能で、参加費用は大人3,850円、中高生2,750円と手頃です。新しい形の文化観光体験に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
会社情報
- 会社名
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一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
- 住所
- 港区 海岸1-10-45アトレ竹芝シアター棟1階
- 電話番号
-
03-6231-1640