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FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7が新機能を搭載して登場

FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7が新たに登場

株式会社FFRIセキュリティは、2025年5月2日にマルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7」をリリースすることを発表しました。この新バージョンには、ユーザーの利便性を大幅に向上させるための多くの新機能が組み込まれています。

FFRI yarai analyzer Professionalとは？

FFRI yarai analyzer Professionalは、検査対象のファイルフォルダを自動的に解析し、レポート出力までをスムーズに行えるシステムです。このツールを使うことで、ユーザーは外部のベンダーに依存することなく、マルウェアの挙動を詳細に調査することが可能です。これにより、攻撃者の意図を理解し、迅速かつ効果的に対策を講じられます。FFRI yaraiには5つのエンジンが搭載されており、未知の脅威もカバーしています。さらに、解析結果を時系列で表示する機能や、プロセスやスレッドの相関分析を行える機能も備わっており、マルウェア解析者の作業負担を軽減します。

新機能のご紹介

Version 1.7で追加された主な機能には、以下のものがあります。

- レポート出力形式の拡充：従来のHTML形式に加えて、XML形式およびYAML形式のレポートが新たに追加されました。これにより、ユーザーは多様な形式で解析結果を利用できるようになります。
- Web APIの追加：HTTPベースのWeb APIが新たに搭載され、サードパーティのアプリケーションとの連携が可能となりました。これにより、解析、結果の取得および削除、レポートの取得が、他のアプリケーションから簡単に行えます。
- prescan機能の追加：マルウェアの解析を行う前に、静的解析エンジンによるスキャンを実施するprescan機能が搭載され、より強力な検体分析が実現します。
- 動作OSの追加：新たにWindows 11 x64 24H2日本語版に対応しました。

FFRIセキュリティの歩み

FFRIセキュリティは2007年に設立され、日本国内でセキュリティコア技術の研究開発に注力しています。これまでに得られた知見は国際的なセキュリティカンファレンスでも発表され、多くの評価を受けています。純国産の次世代エンドポイントセキュリティ「FFRI yarai」は、官公庁を含む多くの導入実績を誇ります。近年はサイバー領域の安全保障に貢献するため、国家主導の研究開発プロジェクトにも積極的に参加し、業界の中心的な役割を果たしています。

今後の展望

FFRI yarai analyzer Professional Version 1.7のリリースにより、企業や団体はより効率的にサイバー脅威に立ち向かえる体制が整います。新機能の活用によって、クライアントは安全なIT環境を構築し、サイバー攻撃から自身のシステムを守ることができるのです。FFRIセキュリティは、引き続き最先端の技術で日本のサイバーセキュリティを支え続けます。

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