ハイパーオートメーションツール「Yoom」とクラウド会計の連携
Yoom株式会社(東京都千代田区)が開発したハイパーオートメーションツール「Yoom」は、ビジネスのデスクワークを自動化する新たなソリューションとして注目を集めています。この度、Yoomは株式会社マネーフォワード(東京都港区)が提供する「マネーフォワード クラウド会計」とAPI連携を開始し、業務の効率化に大きく寄与することが期待されています。
連携による新たな可能性
「マネーフォワード クラウド会計」は、法人決算をより簡単に行えるクラウド会計ソフトです。今回のAPI連携により、Yoomが提供する200以上の業務ツールと無コードで連携可能になり、手作業によるエラーを減少させるだけでなく、経理業務以外にも広がる作業負荷の削減が実現します。
業務の具体的な自動化例
この連携によって実現可能な業務の一例を挙げます。たとえば、CRMシステムに登録した顧客情報を、同時にマネーフォワード クラウド会計にも自動で登録することができます。具体的には、Salesforceやkintoneなど、企業が日々利用しているCRMシステムとマネーフォワード クラウド会計との連携が可能になります。
さらに、Microsoft Excelでステータスが更新された際には、自動的にマネーフォワード クラウド会計に仕訳を作成することができます。GoogleスプレッドシートやExcelの変更をトリガーにフローが起動され、効率的な会計業務の運営が可能となります。
マネーフォワード クラウド会計の特徴
マネーフォワード クラウド会計は、煩わしい法人決算をスムーズに行うために設計されています。取引入力や仕訳の自動化により、従来よりも大幅に作業時間を短縮できます。また、税制改正や消費税の変動に対しても自動で対応するため、常に最新の法令に準拠した運用が確保されます。インボイス制度や電子帳簿保存法への対応も行っているため、今後の変化にも柔軟に対応できる仕組みです。
Yoomの持つ力
YoomはAI、API、RPA、OCRなど多様な技術を組み合わせて、事務作業の自動化を推進しています。従来のRPAだけでは成し得なかった、複雑かつ反復的な業務の自動化を実現し、セールスや人事、経理などのさまざまな部門での作業効率向上が見込まれます。Yoomは現在、200以上のアプリとサービスと連携できる能力を有し、マネーフォワードの各種製品ともスムーズに連動します。
結論
Yoomとマネーフォワードの連携は、企業内の業務効率を高める大きな一歩です。今後、デスクワークの自動化が進展し、ビジネス環境がさらに変革されることが期待されます。