LGBTQ+センターってなんやろ?
2024年10月21日から11月2日まで、大阪府立中之島図書館で「全国のLGBTQ+コミュニティセンター展示イベント」が開催されます。このイベントは、認定NPO法人虹色ダイバーシティが主催し、日本国内のLGBTQ+センターを紹介する初めての試みです。この企画の趣旨は、性的マイノリティやその家族、アライ(支援者)の権利を守るため、そして、誰一人取り残さない社会を実現することです。
イベントの概要
この展示は、大阪の常設LGBTQセンター「プライドセンター大阪」とその協力団体、さらには全国に点在するLGBTQ+センターを紹介します。展示スペースには各センターの資料が用意され、訪れた人々は、各地で行われている取り組みやサービスについて学び、理解を深めることができます。この試みを通して、LGBTQ+コミュニティの重要性を認識し、差別の解消を目指しています。
来館について
開催初日、10月21日の午前10時から11時、また14時から15時には、虹色ダイバーシティの代表である村木真紀氏が展示会場に駐在し、来場者に対して説明を行います。この時間帯において取材を希望される方は、特に事前の申し込みは不要ですので、気軽に足を運んでいただければと思います。
LGBTQ+センターの重要性
日本国内でLGBTQ+人口は概ね3%から8%とされており、ごく身近に存在しています。しかし、LGBTQ+センターはまだまだ少数派で、これらの居場所の重要性が広く認知されていないのが現状です。この展示を通して、LGBTQ+センターの存在を知っていただき、それが人権というトピックへの関心を高めるきっかけになればと考えています。
また、今後の目標は、地方にもLGBTQ+センターを増やし、より多くの人が利用できるようにしていくことです。多様性の受容と理解が進むことで、街のあちこちに居場所ができれば、より優しい社会を築く礎となるでしょう。
参加情報
このイベントは入場無料で、開館時間は平日は午前9時から午後8時、土曜日は午前9時から午後5時まで開催されています。特に、10月27日(日)のみは午前10時から午後4時までの特別営業時間となります。
最後に
このように、LGBTQ+センターの存在とその重要性を広める機会として、展示会が実施されます。是非、期間中にお立ち寄りいただき、興味を持っていただければと思います。多様性を尊重し、共に生きる社会を目指して、私たち皆ができることは何かを考える良い機会になることを願っています。