ペット(犬)に関する意識調査の結果発表
株式会社プラネットが発表した『Fromプラネット』の第237号では、犬に関する意識調査の結果が紹介されました。この調査は約4,000人を対象に行われ、最近のペットに対する意識の傾向が明らかになっています。
犬派か猫派か
調査の結果、ペットといえば「犬」と答える割合が31.1%に上る一方、「猫派」は20.2%という結果が出ました。興味深いことに、年齢が高くなるほど犬を好む人が多い傾向が見られ、逆に若い世代は猫を選ぶ人が多いことが分かりました。どちらも同じくらい好きと答えた人は21.1%でした。
実際に飼っている数は
ペットに関する質問では、思い浮かぶペットや過去に飼ったことがあるペットの中でも犬が高い割合を占めています。しかし、現在飼っているペットについては犬と猫が同じ割合、各10.3%という結果となっています。これは、飼育環境や好みの変化を示唆しています。
飼い犬の食費は
犬を飼っている人を対象にした調査によると、ペットフードとして最も一般的に選ばれているのは市販のドライフードであり、84.0%が選んでいることが分かりました。人間と同じ食事を与える人は7.5%にとどまり、ほとんどの人が市販品を好むことが明らかに。
食費に関しては、3,000円台の割合が最も高く、5,000円台以下を合計すると約70%にも達することが分かりました。これには多頭飼いの人も含まれているため、一般的な食費の傾向として受け取られるべきです。
健康に配慮したフードの使用状況
次に、ペットの健康に配慮したフードを使用しているかどうかを尋ねたところ、約30.6%が「利用していない」と回答しました。その中で、健康サポート効果のあるペットフードを選んでいる人が28.6%おり、無添加やオーガニック素材を選ぶ人も25.5%いることが分かりました。特に高齢のペットを飼っている人のためのフードも、多くの飼い主に選ばれています。
購入先はホームセンターが人気
犬の食事やグッズの購入先については、52.4%がホームセンターを選んでおり、次いでネット通販やペットショップが続きます。興味深い点は、購入における男女の嗜好が異なり、食事は男性がホームセンターでの購入を好む傾向にある一方、女性はネットを利用することが多いという点です。
ペットの供養方法
また、ペットが亡くなった際の供養についても意識調査が行われました。その結果、個別ペット火葬を考える人が24.8%、自宅での土葬を考える人が17.9%という結果がありました。火葬や霊園への納骨を考える飼い主が多いことが伺え、ペットを家族の一員として扱う意識が高いことを示しています。
ペットを飼う喜びと不安
調査の自由回答では、ペットとの思い出や喜び、悩みを語る声が集まりました。「癒やしを得られる」、「家族の一員」としての存在の大切さを感じる一方、災害時の心配や年齢による飼育の自信に対する不安の声も見受けられました。個々の生活スタイルや状況におけるペットとの関係が多面的に反映された調査となっています。
この調査結果は、ペットに対する一般の認識や風潮を理解する豊富なデータを提供しており、今後のペット関連ビジネスやサービスに影響を与えるでしょう。株式会社プラネットは、消費財流通のインフラを支える上場企業で、今後もマーケティング活動を通じて生活者のニーズに応えていくことに期待が寄せられています。