福井県の異例タッグ
2026年の新春、福井県の鯖江市とあわら市が連手を組み、これまでにない観光プロモーションを展開します。眼鏡の産地として名高い鯖江市と、北陸有数の温泉地あわら市。両市の市長が、地域を代表する温泉旅館の若旦那と共に、新しい形の動画プロモーションを行うことに大きな注目が集まっています。
市長たちが肩を寄せ合う
本プロジェクトの出発点は、SNSで話題となったショート動画です。この動画では、鯖江市長、あわら市長、そして温泉旅館の若旦那が同画面に登場し、地域の魅力について自然体で語り合います。「福井を、もっと面白く」「地域の魅力を、もっと身近に」というメッセージを、観光PRの新しい形として発信。従来の行政主導のPR動画とは異なり、視聴者との共感を重視した“参加型”の映像となっています。
プレゼントキャンペーンで参加を促進
このコラボは動画の公開だけにとどまりません。鯖江市、あわら市、温泉旅館の共同で、新春プレゼントキャンペーンも実施されます。プレゼント内容は、鯖江市長がセレクトした特別な眼鏡や、眼鏡商品券など。応募方法は非常にシンプルで、SNSでのフォローとコメントだけです。ストーリーズでのシェアによって参加者の当選確率を上げる工夫もされています。
時代に適応した地域振興
なぜ今、鯖江とあわらの市長が連携して動くのか。それは、今の時代における観光競争が激化し、人口減少が進む中で、自治体単体の発信では影響力が薄い現実があるからです。この取り組みは市を越えた新しい形のPR活動であり、行政と民間がSNSを通じて協力し、地域への参加を促すモデルケースとも言えます。
さらなる展望に向けて
このプロジェクトを足がかりに、鯖江のものづくりやあわらの観光資源を融合させていく考えです。観光振興だけでなく、地域の関係人口を増やすことを目的とした活動に発展させる予定です。これにより、「人の顔が見える福井」を実現するための第一歩を踏み出すことになります。
ご注意ください
プレゼントキャンペーンの応募締切は2026年1月15日で、当選者には2026年2月上旬に連絡が行われます。また、偽アカウントにはくれぐれもご注意ください。
行政の広報活動の一環としての新たな挑戦に、多くの人が興味を持ち、福井の魅力を再発見してほしいと願っています。