「バチラー八重子のオルガン修復プロジェクト」始動
クラウドファンディングを利用し、国産最古級のリードオルガンを修復するプロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトは「バチラー八重子のオルガン修復プロジェクト世話人会」が担当し、代表は大町信也氏です。修復費用として1,000,000円を集めることを目的に、クラウドファンディングが2025年7月23日から10月10日までの期間で行われます。
このリードオルガンは、北海道伊達市有珠町にある「有珠聖公会バチラー夫妻記念聖堂」に現存しており、1937年にイギリス人宣教師ジョン・バチラー氏とその妻ルイザ夫人の功績を讃えた教会です。礼拝堂には、1909年製のオルガンが当時のまま残っており、確かな歴史を感じられる貴重な存在ですが、経年的な劣化により演奏が難しい状態にあります。
オルガンの状態
長い年月が経過し、このオルガンの部品劣化や音詰まりが進行しているため、専門家による修復が不可欠です。本プロジェクトでは、まずオルガンを分解し、徹底した清掃や部品の交換を行い、その後に修復された音色をCDやデジタル音源として収録します。修復後には、有珠でのお披露目コンサートも計画されています。
プロジェクトの概要
- - プロジェクト名: 歌人バチラー八重子と共に歩んだ歴史あるオルガンを後世に残したい!
- - 実施期間: 2025年7月23日(水)~10月10日(金)
- - 目標金額: 1,000,000円
- - プロジェクトページ: クラウドファンディングページ
八重子のオルガン
この修復プロジェクトは、歌人バチラー八重子が愛用したオルガンの音色を後世に引き継ぎたいという思いから始まりました。国家の歴史や文化に深く根ざした楽器を修復することで、次世代にもその音色の魅力を届けられることを目指しています。
クラウドファンディングは、未来の音楽のための大切な一歩です。多くの方々の参加を期待しています。音楽の力で人々をつなぎ、文化を守るために、ぜひご協力ください。