映像産業の未来
2025-09-17 14:31:42

ビジュアルボイスとNTT Digitalが映像産業の未来を切り開く実証実験を開始

ビジュアルボイスとNTT Digitalの新たな挑戦



最近、株式会社ビジュアルボイスと株式会社NTT Digitalの協力により、映像コンテンツ流通プラットフォーム「LIFE LOG BOX」で重要な実証実験が始まることが発表された。この実証実験は、2025年秋に開始され、分散型識別子(DID)と検証可能なデジタル証明書(VC)を活かした新しいweb3サービスの実現を目指している。

映像業界の課題解決に向けて



映像や映画業界は、デジタル化とグローバル化が進行するなかで、著作権管理の複雑化やクリエイターのスキル、実績の不透明さといった多くの課題に直面している。これらの問題を解決するために、DIDとVCを基にしたサービスを展開することが期待されている。DIDは、クリエイター自身がデジタルアイデンティティをコントロールできる仕組であり、VCは、学歴や職歴などの情報を信頼性の高い形で証明する役割を果たす。

実証実験の目的と期待される効果



この実証実験の目的は、映像産業の透明性と信頼性を高め、関与するすべてのステークホルダーに新たな利益をもたらすことだ。特に、クリエイターには、以下のような具体的なメリットが期待されている:

  • - キャリア証明の確立: 映画祭での受賞歴や作品参加履歴をVCとして安全に提示することで、経歴の真正性が保証され、マッチングの精度が向上する。これにより、フォローアップチャンスが増える。
  • - 権利管理の自動化: 映像作品の所有権や著作権がDID/VCにより管理され、分配がスムーズに行えるようになることで、クリエイターの適正な報酬を確保できる。
  • - 作品の価値向上: 受賞歴や制作情報が記録され、作品の社会的評価が可視化される。

バイヤーと教育機関への影響



このサービスは、映画製作会社や配給会社、投資家にとっても多くの利点を提供する。特に、コンテンツの権利確認が容易になり、不正取引のリスクを減少させることが期待されている。また、教育機関に対しては、デジタル修了証の発行が可能になり、学生の就職活動における信頼性を向上させる。

今後の展望



本実証実験は、SSFF & ASIA 2025の受賞者へのVC発行から始まり、2026年には本格的なサービス提供が見込まれている。ビジュアルボイスとNTT Digitalは、DID/VC技術を社会に実装し、映像業界の長年の課題を解決することで、クリエイターが自らの才能を最大限活用できる環境を構築することに取り組んでいる。

私たちが想い描く未来には、クリエイター、バイヤー、ファンをつなぐ新たな形の映像産業が待っている。そしてこの革新的な取り組みを通じ、映像というメディアがより多くの人々に希望をもたらすことを願っている。


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会社情報

会社名
株式会社パシフィックボイス
住所
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-12-8 SSUビル4F
電話番号
03-5474-8201

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