不動産クラウドファンディング『らくたま』が投資家保護ルールを導入

不動産クラウドファンディング『らくたま』の新しい試み

株式会社フロンティアグループが運営する不動産クラウドファンディング『らくたま』は、投資家プロテクトルールを導入し、自社の堅牢な財務基盤を基に投資家の資産保全を強化する新たな方針を発表しました。このルールは、単なる理念としてではなく実践可能な「確固たる方針」として、5つの柱で構築されています。

不動産クラウドファンディング市場の状況

近年の不動産クラウドファンディングは、少額から投資できる手法として注目されています。しかし、業界の発展とともに事業者の破綻や償還遅延などのリスクも存在し、投資家の不安が広がっています。このため、フロンティアグループはリスクを構造的に排除するための「投資家プロテクトルール」を設け、不安を解消すべく取り組んでいます。『らくたま』は2024年3月のサービス開始以降、実績として「ファンド延長ゼロ」「償還遅延ゼロ」「全ファンド翌日償還」を達成してきました。

5つの柱で守る投資家資産

新たに導入された投資家プロテクトルールは、以下の5つの柱から構成されています。

1. 余裕資金に基づく健全な運用

不動産クラウドファンディング事業が企業の本業ではないため、当社は過度なリスクを排除し、別のコア事業から得られた利益の一部でファンド運用を行います。これにより、市場の変動による影響を最小限に抑えています。

2. 償還用リザーブ資金制度

業界初となる償還用リザーブ資金制度により、運用中ファンドの優先出資総額の25％を確保し、元本償還に充てる仕組みを構築。実践的なリザーブ体制を整備しています。

3. 厚い含み益を持つ不動産資産

当社が保有する不動産の時価総額は150億円に達し、融資残高を差し引いた含み益は約80億円。この資産により、市場環境が変動してもキャッシュ創出の余力を保持し、迅速な対応が可能です。

4. 高い劣後出資割合

万が一の損失発生時には、当社が先に負担する優先劣後方式を採用。劣後出資の割合は業界トップクラスの約40％で、これにより投資家の安全性が実現されています。

5. 買戻しとファンド延長ゼロ宣言

『らくたま』ではファンド延長を行わず、すべてのファンドで正確な償還を実施しています。万が一償還が困難となった場合でも、当社自身が物件を買戻す仕組みを導入し、投資家の期待に応える運営を継続します。

結論

フロンティアグループは、投資家の資産保護を一番の優先事項とし、透明性のある運用を通じて、信頼される不動産クラウドファンディングを提供しています。新しく制定された投資家プロテクトルールは、今後も健全な市場環境を築くための強力な武器となることでしょう。投資家の皆さんが安心して投資できる基盤を確立し、共に未来を切り開いていけることを目指しています。