GSXと東京電機大学が新たなサイバーセキュリティ講座を開講へ
グローバルセキュリティエキスパート株式会社(GSX)が、東京電機大学において、EC-Councilが提供する「CEH:認定ホワイトハッカー」講座を2025年から開講することを発表しました。この講座は、社会人向けの履修証明プログラムとして日本で初めて提供されるもので、サイバーセキュリティの最新技術を学ぶ貴重な機会となります。
サイバーセキュリティ人材の育成が急務
サイバー攻撃の威脅が増す中、国内におけるセキュリティ専門人材の不足は深刻な問題です。現在の統計によれば、日本のセキュリティ人材の充足度はわずか10%であり、米国の82%とは大きな差があります。このため、実践的なスキルを持つ人材を育成することが急務です。GSXと東京電機大学の連携により、サイバーセキュリティに関する深い知識を持った人材の育成が実現し、セキュリティ人材の輩出が期待されています。
受講生が学べる内容
「CySec Expertサイバーオフェンスコース」は、攻撃者の視点からサイバーセキュリティを学ぶことができる特別なプログラムです。受講者は、サイバー攻撃の手法を体系的に理解し、実践的なスキルを身につけることができます。また、講座は「モノづくり」に重きを置いた層の高い専門家を育成するために設計されており、セキュリティに関する知識を実現的かつ効果的に習得できる特徴があります。
EC-Council「CEH」講座の詳しい内容
EC-Councilが提供する「CEH」は、実践的なサイバーセキュリティのスキルを身につけるための講座です。受講者は、サイバー犯罪を引き起こす攻撃者がどのように考え、行動するかを学べる内容となっており、座学だけでなく、仮想環境「iLabs」で実際に手を動かして防御技術を学ぶことができます。これにより、より実践的なスキルを身につけやすくなっています。
講座の開講スケジュール
「CySec Expert」講座は2025年4月から開講され、出願受付は2025年1月6日から2月3日まで行われます。受講者としては、製造業の技術責任者を目指す開発エンジニアや上級エンジニア向けに設計されています。
今後の展望
この新しい取り組みは、サイバーセキュリティ教育の質を向上させる重要なステップです。東京電機大学の学長射場本忠彦氏は、「急速に変化するデジタル社会において、サイバーセキュリティ人材の育成が喫緊の課題であると述べています。また、GSXの青柳史郎社長は、日本のセキュリティ教育の深化に関わることを誇りに思っていると語っています。
サイバーセキュリティの専門性を持つ人材が新たに育成されることで、企業の存続や社会の安全が強化されることが期待されます。
教育プログラム「CySec Expert」は、これからの日本におけるサイバーセキュリティの発展に寄与するものと考えられます。
詳細情報は東京電機大学の公式サイトをご覧ください。