JBSがMicrosoft 365 Copilot向けの診断サービスを導入
日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)は、従業員の業務効率化を実現するために、新たなサービス「Microsoft 365 Copilot 向け診断 with Microsoft Viva Insights」を2025年3月19日に提供開始しました。本サービスは、Microsoft 365 Copilotのユーザーがどのように仕事を進めているかを分析し、そのデータに基づいて生産性向上のための具体的な提案を行います。
生成AIの国内導入状況
アメリカの大手企業の多くが生成AIを活用している中、日本では従業員1,000人以上の企業における生成AIの導入率が約30%にとどまっています。これは日本の業界における遅れを示しており、JBSはこの課題に対処するため、具体的にデータに基づいた対策の必要性を強調しています。
サービスの3つのステップ
本サービスは、Microsoft Viva Insightsを活用した3ステップのプロセスで提供されます:
1.
データ収集: Copilotを使用した業務データを収集します。
2.
データ分析: JBSが独自に開発したテーマでデータを分析し、可視化したレポートを提供します。
3.
ワークショップ: 診断結果を基に、さらなる活用方法を学ぶためのワークショップを開催します。
このサービスは単発のものではなく、利用後も継続的に測定・診断の支援を行います。
効果的なデータ分析
このサービスでは、以下の4つのテーマに基づいて、Copilotの利用状況を分析します:
1.
活用度合い: Officeアプリごとの利用状況を測定します。
2.
業務適正化: Copilotが業務の効率化やコミュニケーション時間の短縮にどれだけ寄与できるかを分析します。
3.
創出時間の活用: 空いた時間をどのように生産性の高い業務に活用できるかの具体案を提示します。
4.
文化醸成: Copilotを積極的に活用している社員を特定し、その事例を社内で共有することで、全体の利用促進を図ります。
実績と今後の展望
JBSは、2020年からAI技術の活用促進に取り組んできた実績があり、日本マイクロソフトとの連携を基に多様なサービスを展開しています。「Copilot」を中心にした業務効率化に貢献することで、企業の競争力を高め、社会全体のデジタル変革をリードしていくことを目指しています。これからも、効果的なテクノロジーを親しみやすく提供し、安定した生成AIの利用環境を築くことで、多くの企業の課題解決に寄与していくでしょう。
JBSの企業情報
1989に設立されたJBSは、現在2,700名以上の社員を擁する企業で、マイクロソフトのパートナーとして、クラウドソリューションを中心に幅広い支援を行っています。優れたテクノロジーを用いて、お客さまのデジタル変革をさらに進めるために尽力しています。今後の進展にもぜひご注目ください。