ウガンダ共和国におけるスキーポン製品登録の承認
人気の農業資材スキーポンが、アクプランタ株式会社によってウガンダでの製品登録を取得しました。スキーポンは、酢酸由来の資材で、特に気候変動の影響を受けている農家にとっては心強い味方となりそうです。
スキーポンとは?
スキーポンは、酢の主要成分である酢酸の効果を活用し、植物の乾燥や高温への耐性を強化する農業資材です。この技術を利用することで、収量や品質の向上、さらには水の使用量の削減にも貢献します。
ウガンダでの実証試験
ウガンダは、総人口の約70%が農業に従事している国であり、その農作物は輸出にも寄与しています。しかし、気候変動の影響で、干ばつが長引くことにより作物の生育に影響が出ています。こうした状況に対処するために、アクプランタは2023年にウガンダ国立農業研究機関(NARO)と共同でスキーポンの実証実験を開始しました。
この実験では、トマトやトウモロコシといった作物を対象に、室内栽培でのスキーポンの効果を評価しました。2024年には実証試験が本格化し、スキーポンに関する研究が進む中で、ウガンダ農業畜産水産省より製品登録が承認されたとのことです。
今後の展開
スキーポンの製品登録を受け、アクプランタは販路の確立と普及活動に本格的に取り組んでいます。特に、ウガンダでの記者会見やメディア露出も多くなり、国内外での注目を集めています。ウガンダの首相とも面会し、今後の事業展開に関する協議を行った結果、多くの閣僚との意見交換も行ったことでさらなる理解を得ることができました。
また、今年の大阪・関西万博では、ウガンダのパビリオン内でアクプランタの取り組みが紹介され、多くの来場者に知ってもらう機会がありました。このように、スキーポンは国際的なレベルでも存在感を示しています。
アクプランタのビジョン
アクプランタは、気候変動や環境問題への対応が喫緊の課題である中で、持続可能な農業を実現するための手段としてスキーポンを広めています。これからも、国内外での実証実験を続け、新たな農業資材の普及に努めていく所存です。
会社概要
アクプランタ株式会社は、東京都文京区に拠点を持ち、乾燥・高温・塩害に強い農業資材の研究、製造、販売に注力しています。設立は2018年で、CEOの金鍾明が医療分野の研究活動から得た知識を生かし、アグリビジネスのスタートアップとして急成長を遂げています。また、14カ国での実験が行われており、グローバルな展開が期待されています。
お問い合わせ先
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