小型エッジコンピュータ「EDGEPLANT R1」の誕生
株式会社アプトポッドは、最新鋭の小型エッジコンピュータ「EDGEPLANT R1」の販売を開始しました。この製品は、多様なデータ収集ニーズに応えるために設計されたオールインワンタイプのデバイスで、コストパフォーマンスに優れていることが特徴です。手のひらに収まるサイズながら、数多くの機能が一つに凝縮されており、特にモビリティ関連のデバイスでの活用が期待されています。
EDGEPLANT R1の優れたパフォーマンス
Georgia Institute of Technologyとの共同開発によるこのデバイスは、アプトポッドの専用オペレーティングシステム「Terminal System OS 2」を搭載しています。これによって、様々なセンサーや計測インターフェースが内蔵され、特に車両計測シーンにおいてその真価を発揮します。
主な機能
- - 2チャンネルのCAN入出力: 車両のデータを精密に取得・分析するために必須。
- - LTE通信モジュール: クラウドへのデータ送信や遠隔操作を可能にします。
- - GNSS機能: 高精度な位置測定を実現し、屋外での計測に強い。
- - 3軸加速度センサ・3軸角速度センサ: モビリティの動きを正確に捉える。
- - 耐振動・耐衝撃性能: JASO D 014-3規格をクリアし、厳しい環境でも安心。
これにより、EDGEPLANT R1は特に自動車や二輪車両、重機、農業機械、ロボットなど多用途なモビリティに適用できることが強みです。
実際の利用シーン
二輪車両の走行テスト
特に二輪車両の計測では、設計されたパーツの軽量化とコンパクトさが求められます。EDGEPLANT R1は、走行テストや性能評価の場面で最適なツールです。
小型ロボット・モビリティ
自律走行する小型ロボットなどにも搭載が容易で、CANポートやイーサネットポートからデータを入出力することができるため、遠隔監視や制御が行いやすいです。
省スペース四輪車両計測
従来の設置方法に代わり、このデバイス一台で多くの計測機能を担えるので、狭い車内スペースを有効に活用できます。
高度なデータ管理と一元化システム
アプトポッドが提供する「intdash」というプラットフォームと組み合わせることで、先進的なデータストリーミングが実現されます。この独自の通信プロトコルは、リアルタイムのデータ伝送を可能にし、アップロードも同時に行うため、データ収集の時間を大幅に短縮します。
さらに、複数のデバイスのデータは、NTPサーバーによって同期され、精度の高いデータ管理が実現されます。そして、遠隔地からの計測設定変更やソフトウェアのリモートアップデートが可能なOTA機能も備えています。
まとめ
EDGEPLANT R1は、データ収集の効率化や柔軟なシステム構築を行い、リアルタイムでのデータ特性を最大限に引き出せるデバイスです。アプトポッドは、今後もこの技術を活用し、さまざまな業界におけるデジタル変革を推進していく方針です。
株式会社アプトポッドについて
アプトポッドは、高度なIoTプラットフォームとエッジデバイスを開発する企業で、クラウドへのリアルタイムな接続やデータ分析を通じて、産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援しています。最新技術と革新を取り入れたアプローチで、皆様の業務をサポートしていきます。