米ぬか成分の効果
2024-08-15 11:03:41

築野グループ、米ぬか由来成分が加齢症状に効果を発表!

築野グループが示した米ぬか由来成分の効果



2024年8月29日から31日、名古屋市にある名城大学で開催される日本食品科学工学会第71回大会において、築野グループ株式会社が米ぬか由来の成分に関する重要な研究成果を発表します。この学会は、食品科学工学の進展を目指し、多くの研究者が集まり、最新の知見を共有する場となります。

築野グループは、和歌山県に本社を置く企業で、米ぬかを活用した様々な事業を展開しています。主に米ぬか由来の「こめ油事業」「ファインケミカル事業」「オレオケミカル事業」を中心に、これまでに数多くの研究開発を行ってきました。当社は特に、加齢に関連する症状に対する予防効果に関心を持ち、米ぬかから得られるイノシトールとフェルラ酸についての研究を進めています。

加齢に伴う症状へのアプローチ



現在、世界的に高齢化が進む中、国民の健康を守るために加齢に伴う様々な症状に対する予防策が急務となっています。築野グループは、以下のような研究結果を発表予定です。

イノシトールの効果



イノシトールは、特に膝関節の健康に寄与することが知られています。当社の研究では、軟骨前駆細胞にイノシトールを添加することで、細胞の増殖が促進され、さらに軟骨形成に関与する因子の発現量が上昇したことが確認されました。このことから、イノシトールが加齢に伴う関節の問題に対する有効な素材であることが示唆されています。

フェルラ酸の効果



さらに、フェルラ酸は認知機能の改善にも寄与する可能性があるとされています。小規模なヒト試験を通じて、Cognitraxというコンピュータを利用した認知機能検査を実施。結果として、フェルラ酸を摂取したグループにおいて、記憶力や視覚的な記憶力、実行機能において改善傾向が確認されました。このことは、フェルラ酸が加齢に伴う認知機能の低下を防ぐ可能性があることを示しています。

まとめ



今回の発表を通じて、米ぬか由来のイノシトールとフェルラ酸が加齢に伴う症状に対する予防効果を持つ可能性が再確認されました。これらの研究結果は、高齢者の健康を保つために重要な知見となり、今後の食品やサプリメントの開発に影響を与えることが期待されます。築野グループは、これからも健康と美をテーマにした研究開発を進め、社会貢献に努めてまいります。詳細な発表は学会において行われる予定ですので、ぜひご注目ください。


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会社情報

会社名
築野食品工業株式会社
住所
和歌山県伊都郡かつらぎ町大字新田94
電話番号
0736-22-0061

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