江戸東京博物館が贈るスマホアプリ「ハイパー江戸博」新作リリース！

江戸東京博物館が新たに提供するスマートフォンアプリ

江戸東京博物館が、スマートフォン向け推理アドベンチャーアプリ「ハイパー江戸博大正ロマン浅草編」を2025年5月22日より配信します。iOSやAndroidに対応したこのアプリは、大正時代の浅草を舞台にしており、ユーザーには歴史的な謎を解く新たな楽しさを提供します。

アプリのコンセプトとストーリー

「ハイパー江戸博」は、歴史を学びながら楽しめる体験型コンテンツとして注目されるシリーズの一環です。それぞれのストーリーが設定され、大正時代の文化や出来事を学ぶことができます。今回は、記憶を失った少女・白石アサ子が主人公となり、彼女が六つの不思議な事件を解決していく中で、家族の秘密が徐々に明らかになっていきます。

懐かしい浅草の風景を散策しながら、賽銭泥棒や映画フィルム盗難、伝説のカレーレシピにまつわる謎解きに挑むアサ子の成長物語が、実在する歴史資料をベースに進行します。

歴史資料と3Dグラフィック

本作では、江戸東京博物館が所蔵する実際の収蔵品が100点以上登場します。これにより、プレイヤーは大正時代の東京の文化や娯楽を肌で感じることができるのです。さらに、美麗な3Dグラフィックでは当時の街並みや象徴的な建造物が忠実に再現されており、観るだけでもノスタルジーをかきたてます。

例えば、浅草寺の賽銭泥棒事件やオペラ女優の誘拐事件など、アサ子が直面する事件は多岐にわたります。プレイヤーは彼女とともに、歴史的な背景に浸りながら、調査や謎解きを楽しむことができるのです。

産業と文化の楽しみ

江戸東京博物館は、2022年から「ハイパー江戸博」シリーズの配信を開始し、累計ダウンロード数は20万回を超えました。これまでのシリーズでは江戸両国編や明治銀座編など、多様なストーリーが展開されており、学びと遊びが融合した新感覚の体験が提供されています。

今回のアプリである「大正ロマン浅草編」は、これまでの作品と同様に、歴史を楽しく学べる内容となっています。プレイは無料で、幅広い年齢層のユーザーに親しまれることでしょう。

TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト

このアプリのリリースは、東京都と東京都歴史文化財団が推進する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環でもあります。このプロジェクトでは、文化資源をデジタル化し、より多くの人々がアートや歴史文化を体験できるよう努めています。

江戸東京博物館は2026年春まで改修工事中ですが、館外でのイベントやオンラインコンテンツの提供など、多様な方法で文化体験を提供しています。ぜひ、アプリを通じて大正時代の浅草を探索し、その魅力を感じてみてはいかがでしょうか。

公式ウェブサイトから詳細な情報や、アプリのダウンロードが可能です。歴史の疑問を解決しに、浅草の街へ冒険に出かけましょう。