令和のママたちが集結！情報過多の時代における育児談義

2025年11月10日、沖縄県うるま市に本社を持つ株式会社ばぶばぶの助産師HISAKOが、都内で少人数制のママ座談会を開催しました。このイベントは、HISAKOがYouTubeで60万人以上のフォロワーを持つことからもわかるように、大きな注目を集めました。座談会では、SNSや書籍が氾濫する現代の育児環境の中でママたちが抱えるリアルな悩みが語られました。

座談会の背景

HISAKOは20年以上にわたり産前・産後ケアに取り組み、実際に12人の子どもを育ててきた経験を持っています。彼女は、専門的な知識に基づきながらも、ママとしての実体験が反映された温かい言葉を届けてきました。この座談会は、さまざまな悩みを持つママたちが音声として社会に届ける大切な機会でもありました。参加者の生の声は、制度や統計では見えない、もっと多くの人に知ってほしい現実です。

情報過多が生む不安

参加者たちは、「調べるたびに情報が増えて混乱する」「信じるべき情報が分からなくなった」といった現状について語りました。特に妊娠後期のママが、「赤ちゃんの腸内環境が発達に影響するという話があったが本当か？」と不安を吐露する場面もあり、情報収集の難しさを反映していました。

参加者に対するアンケートでは、情報収集の方法としてSNSを利用する人が69.2%、友人や親に聞く人が76.9%と高い割合を示しましたが、専門家に相談する人はわずか15.4%でした。この現象は、正確かつ信頼できる知識を得るためのハードルの高さを示しています。

奮闘するママたちの声

高齢出産に関する不安

中でも、30代後半で第二子を希望するママからは、「身体の回復が不安」といった声が上がりました。HISAKOは、彼女たちの状況を尊重しつつ、年齢にとらわれない生き方や考え方の重要性を伝えます。「不安を抱える必要はない、周囲と相談しながら進めばいい」と彼女の言葉に、参加者たちはほっとした表情を見せました。

子どもとの向き合い方

「子どもがご飯を食べない」という悩みに対して、HISAKOはまずママの努力を称賛し、次に子どもに対しても「よく頑張ったね」と声をかけました。この言葉は、子育てにおける認識を変源させるものでした。「がんばらんでええよ」といった気楽さを持つことが、ママたちにとって必要だと身をもって示す瞬間でした。これは、子育ての“正しさ”に縛られない発想の重要性を強調しています。

性教育へのアプローチ

また、家庭内での性教育についても多くの疑問が寄せられました。「どのタイミングで伝えるか？」というほか、家庭でも学校でも必要とされる「いのちの授業」も行い始めたHISAKO。これは教育現場でも重要視され、子どもたちに自分自身を大切にすることを学ばせる活動として期待されています。

未来への希望

参加後のママたちは「他のママたちの悩みも分かり、少し気が楽になった」と語り、座談会が有意義であったことを確認しました。ばぶばぶは今後も、一人でも多くのママが安心して相談できる場を提供し、彼女たちの孤立を防ぐための取り組みを進めていきます。これは、ママが笑顔で子育てを楽しむための社会づくりへの貢献でもあります。