東京都が推進する生物多様性調査『東京いきもの調査団2025夏編』
東京都では、地域の生物多様性を保護するための興味深い取り組みが始まります。2025年の夏に開催される『東京いきもの調査団』は、市民が主体となって身近な生物を観察・調査し、デジタル野生生物目録『東京いきもの台帳』の作成に協力するイベントです。このプロジェクトは、さまざまな人々が参加しやすいように工夫されており、特にスマートフォンを活用した点が特徴です。
調査の期間と方法
本調査は、2025年7月10日から9月16日までの間に実施されます。このプロジェクトに参加したい方は、特別な知識や技術を求められることもなく、誰でも簡単に参加可能です。参加者は、自身のスマートフォンにインストールしたアプリ「Biome」を用いて、発見した生物の写真を撮影し、投稿することで調査に貢献できます。
さらに、条件を満たすことで抽選で素敵なプレゼントも用意されているため、参加する楽しさが増します。夏休みの間に家族や友人と一緒に楽しめるアクティビティとしても最適です。
クエストの挑戦
調査には、初級者から中上級者向けまで、さまざまなレベルのクエストが用意されています。具体的には、いくつかのターゲットとなる生物を見つけて投稿するミッションがあり、例えば「貝の仲間を2種投稿」や「東京いきものマラソンで60種目指せ」などの楽しいテーマがあります。これにより、参加者はゲーム感覚で生物観察ができるため、学びながら楽しむことができます。
クエスト情報はアプリ内で確認でき、参加者は自分のペースで挑戦できます。各クエストにはその趣旨や、対象生物の探し方が詳しく示されていますので、知識を深める機会にもなります。
特別展とのコラボ
また、2025年7月29日まで、多摩市のパルテノン多摩において開催中の特別展『多摩市の生きもの大集合!』にも『東京いきもの調査団』がコラボ出展しています。多摩地域に特化した調査結果が報告されており、入場も無料なので是非訪れてみてください。
参加方法とさらなる情報
『東京いきもの調査団』への参加方法や詳細情報については、公式ホームページ
こちらから確認できます。また、アプリ「Biome」に関しては、株式会社バイオームが開発運営を行っており、同社は生物情報システムの提供にも力を入れています。
この取り組みを通じて、私たちの身近に存在する生物への理解が深まり、東京都内の自然環境をより良くするための一助となることが期待されています。2025年の夏に、ぜひこの面白い調査に参加してみてください。