パルシステム生消協、気候変動に立ち向かう
2025年3月5日(水)、東京・千代田区の有楽町朝日ホールにて、パルシステム生産者・消費者協議会(以下、生消協)の「第36回通常総会」が開催されます。この重要なイベントでは、農産物供給者である生産者と、利用者の間で農産物に関する意見交換が行われます。今年のフォーラムでは特に、気候変動が農業に与える影響について生産者が直接体験を語り、問題の実態を報告します。
昨年度は325人の参加者が集まり、様々な意見が飛び交った総会。2024年度の活動報告や2025年度の新たな方針についても審議され、役員改選も行われました。このような場は、生産者と消費者が意見を交わし、互いに理解を深める貴重な機会となっています。
生産者の声と気候変動
フォーラムでは、生産者が自身の農地で直面している気候変動の具体的な影響を語ります。例えば、異常な気温や降水量の変化が作物の生育にどう影響を与えているのか、また、それに対してどのような対策を講じているのかが話し合われます。パネルディスカッション形式で進行されるこのフォーラムは、農業の未来に向けた多くの示唆を提供してくれることでしょう。
生消協の設立背景
「パルシステム生産者・消費者協議会」は1990年に設立され、生産者と消費者、そしてパルシステムの3者による産直推進の場として機能しています。正規会員として170の産地、また賛助会員として9つの水産関連産地が参加しており、業界全体のつながりを強化してきました。
この協議会では、生産者と消費者が対等な立場で話し合い、お互いの利害を理解しながら、持続可能な農業の実現を目指しています。「つくる」と「たべる」の距離を縮めることで、より安全で美味しい食材を消費者に届ける努力が続けられています。
2025年の国際協同組合年
さらに、2025年は国際協同組合年に当たります。この重要な年に、パルシステムはさらなる協力体制を構築し、持続可能な生産と消費の実現に向けた新たな取り組みを強化する予定です。
生消協の活動は、ただの食品供給にとどまらず、気候変動対策や持続可能な社会の構築といった大きなテーマに向かって進化しています。この総会がどのような新たな方向性を示すのか、多くの関係者が注目しています。
開催概要
- - 日時: 2025年3月5日(水)12:45~16:00
- - 会場: 有楽町朝日ホール(東京都千代田区有楽町2丁目5-1有楽町センタービル12F)
- - 対象: パルシステム生消協会員産地、パルシステム協力会会員、パルシステムグループ役職員
この機会にぜひ、自分たちにできる持続可能な消費について考え、行動を起こしましょう。