シェアフルが年収の壁に関する調査を実施し、実態を明らかにする

シェアフルが年収の壁について調査実施

シェアフル株式会社は、スキマバイトアプリ『シェアフル』のユーザーを対象に、年収の壁に関する意識調査を行いました。この調査は、年収の壁が社会で話題になっている中、その実態を明らかにすることを目的としています。具体的には、年収の壁と呼ばれる103万円や130万円など、どのように特に若年層や主婦がそれに意識を持っているかを探ることに焦点を当てました。

調査の背景

2024年12月には、自民党、公明党、国民民主党などが年収の壁を引き上げるという案を示しており、これに関連する関心は高まっています。特に103万円の壁は、所得税の支払いが発生する重要な指標であり、多くの人が扶養の範囲内で働くことを意識しています。東京での調査によると、パートタイム労働者の約半数がこの壁を意識して働いているという結果が出ています。

調査の実施方法

『シェアフル』アプリをインストールしているユーザーを対象にし、アプリ内の機能「シェアフルmembers」を利用してアンケートを実施しました。調査には42,131名が応じ、年収の壁に対する意識や就業調整の状況をヒアリングしました。

主要な調査結果

調査の結果、年収の壁を意識している人の割合は全体で47%に達しました。特に10代以下では76%が意識していると回答しました。その他の年齢層では、学生が71%、主婦・主夫が63%という結果でした。また、2024年11月には56%の人が就業調整を行ったと答えており、特にこのグループの中で62%が調整をしたと報告しています。

年収の壁を意識している中でも、特に高かったのは103万円の壁であり、全体の23%がこれに関連する意識を持っていました。この103万円の壁を意識する若年層が多いことは、将来的な働き方にも影響を与える可能性が高いと考えられます。