国産SAF製造設備竣工
2025-03-07 11:33:46

国産SAF製造設備が竣工、航空業界の脱炭素化に期待

国産SAF製造設備の竣工



2025年の大きな節目を迎えるにあたり、日揮ホールディングス株式会社、コスモ石油株式会社、株式会社レボインターナショナルの三社が共同で設立した合同会社SAFFAIRE SKY ENERGY(サファイア スカイ エナジー)が、廃食用油を基にした国産サステナブル航空燃料(SAF)の製造設備を竣工しました。

この竣工式は2025年3月6日にコスモ石油堺製油所で行われ、日揮HDのCEO、コスモエネルギーホールディングスの社長、レボインターナショナルのCEOといった関係者が一堂に会し、本事業の意義を祝いました。特に、今後の国産SAFの普及と安全な運用を願う場となり、経済産業省や国土交通省の重要な関係者などからも祝辞が贈られました。

竣工式の様子

また、竣工祝賀会が続き、ここには「Fry to Fly Project」のメンバーも招待され、国産SAFが日常的に利用される未来を喜び合いました。このプロジェクトの参加者は、国産SAFの普及に向けての意欲を再確認し、今後も力を合わせて取り組むことを誓いました。

SAFFAIRE SKY ENERGYのビジョン



サファイア スカイ エナジーは、2020年からSAFの供給チェーンを構築するための事業検討を進め、2022年に設立されました。目標は、2025年度から毎年約3万キロリットルのSAFを航空会社に供給することです。これは、日本国内でのSAF製造を通じて、航空業界の環境への負荷を軽減することを目的としています。

本事業は、国際的な持続可能性認証を取得しており、品質管理に万全を期しています。2024年12月にSAF製造設備を完成させ、2025年の供給開始に向けて準備を進めます。内外にわたる関係者が連携し、環境負荷の低減を実現することが期待されています。

プロジェクトの背景



「Fry to Fly Project」は、地域の飲食店や家庭から排出される廃食用油をSAF製造の原材料とすることを目指す、参加型のプロジェクトです。2023年4月からスタートしたこのプロジェクトは、全国に広がりを見せ、初期の29社から現在は約200社にまで拡大しました。

市民や地域企業が共に参加することで、廃食用油のリサイクルが進むだけでなく、脱炭素社会の実現に貢献する意識が高まっています。これにより、個人や地域が「身近な自分事」として捉えることが重要視されます。

企業の今後の展望



日揮ホールディングス、コスモ石油、レボインターナショナル、サファイア スカイ エナジーは、今後も協業を強化していく方針です。航空業界の脱炭素化は一朝一夕には達成できませんが、持続可能な未来を切り拓くための重要な一歩を踏み出したことは確かです。私たち自身がどのようにしてこの変革を進めていくのか、今後の取り組みに期待が寄せられます。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
日揮ホールディングス株式会社
住所
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-1 クイーンズタワーA
電話番号
045-682-1111

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。