新たな地平を切り開く
2025-02-26 10:40:02

エイターリンク、ワイヤレス給電技術で新たな地平を切り開く

エイターリンク、ワイヤレス給電技術で新たな地平を切り開く



慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、エイターリンク株式会社に対して、追加出資を行ったことを発表しました。エイターリンクは、配線のない“デジタル社会”の実現を目指し、ワイヤレス給電技術の研究開発を行っています。今回の資金調達により、エイターリンクは総額28億円を調達し、FA(ファクトリーオートメーション)領域やビルマネジメント領域のプロダクトに特化した半導体開発を進める計画です。

新たな半導体開発と市場展開



エイターリンクは、米国スタンフォード大学で培った最先端技術を活用し、空間伝送型のワイヤレス給電技術を開発しています。特に、同社の田邉取締役CTOは、インプラントデバイスの分野で得た経験をもとに、FA領域やビルマネジメントに応用できる新たな技術を進めています。2024年3月からは、同社のワイヤレス給電システム「AirPlug™」を一般販売する予定で、これに向けた準備も着々と進んでいます。

今回の資金調達では、プロダクトの小型化や省電力化を進めるための新たな半導体開発が期待されています。また、エイターリンクは、FA領域やビルマネジメントで新たなプロダクトへの適用を目指し、さらなる研究開発への投資も計画中です。これにより、グローバル市場の開拓を加速させ、ワイヤレス給電技術のインフラ化を進める意向を示しています。

慶應イノベーション・イニシアティブの役割



慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)は、2015年に設立され、慶應義塾大学の研究成果を最大限に活用したスタートアップの支援を行っています。この取り組みにより、日本の研究機関における優れた技術や知的財産を社会に実装する役割を担っています。特に、デジタルテクノロジーや医療分野での課題解決に取り組む技術系スタートアップへの門戸を広げてきたことが特徴です。

新たな出資によってエイターリンクは、慶應義塾大学の優れたリソースやネットワークを活用し、ワイヤレス給電技術の発展をさらに促進することが期待されています。

企業情報



エイターリンク株式会社は2020年に設立され、東京都墨田区を拠点にワイヤレス給電技術の研究開発と社会実装を行っています。代表取締役の岩佐 凌氏は、その技術を通じて新しいビジネスモデルや社会インフラの構築を目指しています。創造的な技術を用いて、新たな価値を提供することに挑戦し続ける同社の活動は、今後の技術革新において注目が集まります。

おわりに



エイターリンクのワイヤレス給電技術が、私たちの生活をどのように変えていくのか、ワクワクする期待感が高まります。慶應イノベーション・イニシアティブからの支援を受け、今後のビジョンがどのように実現されるか、引き続き注目していきたいと思います。


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会社情報

会社名
株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ
住所
東京都港区三田1-4-28 三田国際ビル10F
電話番号

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