三陸海岸の魅力を体感する「Sea Train」
三陸沿岸の美しい景色を楽しむ特別列車「Sea Train」が、2024年の10月に運行されます。このイベントは、八戸線を通じて三陸海岸の魅力を再発見することを目的に実施されます。乗客数の低迷を受け、地元の高校生たちが中心となってこのプロジェクトに取り組むことになりました。
イベントの背景と目的
八戸線は、三陸海岸の絶景スポットを駆け抜ける魅力的な路線ですが、その魅力が十分に知られていないのが現状です。特に若い世代がこの自然の美しさに触れる機会が不足しているため、将来にわたってその素晴らしさを広げていくためのプロジェクトが立ち上がりました。
地元の高校生たちは、三陸の海の魅力を調査し、実際に創作した「お弁当」や「パンフレット」を通して乗客にその魅力を伝えます。この体験を通じて、彼ら自身も地域の魅力を再認識し、発信者として成長することを期待しています。
イベントの詳細
この特別列車は、以下の日時に八戸駅を出発し、久慈市内で観光や体験イベントを実施します。
- - 日時: 2024年10月19日(土)、20日(日)、26日(土)、27日(日)
- - 発着地: 八戸駅発9:50、久慈駅着12:12、久慈市内観光12:30~16:00
- - 帰りの便: 青森行きと盛岡行きの便があります。
訪れる場所としては、久慈地下水族科学館や麦生漁港ウニ畜養場、道の駅いわて北三陸などが予定されています。各施設は八戸線の駅から徒歩圏内にあり、観光の利便性も抜群です。
参加高校と地域の役割
このプロジェクトには、青森県の千葉学園高等学校と岩手県の岩手県立久慈東高等学校が参加します。地元の高校生たちは、地域の特産物や文化を知り、それをどう効果的に伝えるかを学びます。参加者は、青森県と岩手県から集まった県民たちです。
海と日本プロジェクトの意義
この取り組みは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト」の一環であり、海の重要性を認識し、次世代にその環境を引き継ぐことを目指しています。海は私たちの生活に深く関わる存在であり、その未来を子どもたちや地域の人々で共に考える機会を提供しています。
「Sea Train」での体験が、参加者にとって忘れられない思い出となり、三陸海岸の魅力がさらに広がることを期待しています。この特別な列車の旅に、ぜひご参加ください。