滞在エッセイ企画「ふと、埠頭で」第二回目
2024年8月からスタートした、横浜の新しい連載企画「ふと、埠頭で」が話題を呼んでいます。このプロジェクトは、モデルで文筆家の小谷実由さんがキュレーターを務め、彼女が招待したゲストがホテルでの滞在をエッセイとして表現するというもの。横浜・みなとみらいのインターコンチネンタル横浜Pier 8を舞台に、様々な視点で横浜の魅力が描かれています。
今回の2回目のゲストはアーティストの布施琳太郎さん。布施さんは横浜で長年続くギャラリーで展覧会を開催しているとのことで、仕事の合間をぬって滞在することになりました。この特別な時間の中で、布施さんはホテルの優雅な環境や横浜の魅力をどのように感じ取ったのでしょうか。
布施琳太郎が語る横浜の魅力
布施さんは、横浜での経験が特別なものだったと語ります。彼にとって横浜は思い出深い街であり、初めて自分の意思で文章を書くきっかけとなった場所でもあります。「2011年の横浜トリエンナーレの経験が、文章を書くことに繋がった」と振り返ります。大学院生の頃にも、元町・中華街駅近くの校舎に通っていた彼にとって、横浜は特別な場所です。今回の滞在を通じて、彼が新たに発見した横浜の表情を文章にしたいと感じました。
「ホテルでの特別な思いやデリケートな体験は、以前から知っていた街でも新たな視点をもたらしてくれた」と述べた布施さん。ホテル内の様子や、美しい景色が彼の思索の触発剤となり、さまざまな感情や思考を引き出したといいます。夕食の時間には、一人の時間を大切にしながら、静かに向き合うことができたとし、「自分自身と対話する時間はとても貴重だった」とのこと。
エッセイの魅力と体験
布施さんのエッセイは、彼の独自の視点から描かれた感受性豊かな文章となっています。彼がホテルで感じたことや横浜の風景が、読む人にとっても同じ部屋にいるかのような感覚をもたらしてくれるでしょう。そのエッセイは、2024年10月28日からホテルのウェブサイトで公開されます。
次回の「ふと、埠頭で」エッセイは2025年1月ごろの公開を予定しており、新たなゲストによる横浜での冬の過ごし方が楽しみです。貴重なエッセイがリレー形式で紡がれていく中で、読者はどんな新たな発見を得られるのでしょうか。
プレゼント企画
さらに、エッセイの公開を記念したプレゼント企画も開始されます。公式インスタグラムでエッセイを読んだ感想や自分の滞在アイデアをコメントした方の中から抽選で1名様に、布施さんが滞在した部屋と同タイプの宿泊券がプレゼントされるとのこと。興味のある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
布施琳太郎のプロフィール
布施琳太郎さんは1994年生まれのアーティストであり、都市における「孤独」や「二人であること」というテーマを追求しています。彼の独自の視点をもとに、詩やテクストを用いた作品展開を行っており、映像作品や展覧会など多岐にわたります。公式インスタグラムは
@rintarofuse。
このように「ふと、埠頭で」の計画は横浜の魅力やゲストの視点を反映した貴重なエッセイが生まれる瞬間を提供しています。興味を持たれた方は、是非次の公開をお楽しみに!