多言語金融サービス「GIG-A」が東京金融賞受賞
多言語で金融サービスを提供するプラットフォーム「GIG-A」が、東京金融賞の金融イノベーション部門で見事第1位に輝きました。この賞は、東京都が国際金融都市・東京を目指す中で、創造的な金融商品やサービスを表彰するものです。
「GIG-A」とは
「GIG-A」は、主に日本に在住する外国人材向けに開発された独自の金融サービスプラットフォームです。約2000万人の人々が十分な金融サービスを享受できていない「Underbanked層」の問題に注目し、特に外国人労働者が直面する数々の金融上の制約を解消することを目的としています。
日本では、銀行口座の開設がある程度簡便でも、実際に利用する際には言語の壁や高額な送金手数料といった課題が存在します。「GIG-A」は、ユーザーが多言語で簡単に利用できる銀行口座開設や日々の金融取引をモバイルで完結できる仕組みを提供することに焦点を当てています。これにより、外国人は経済的な負担を軽減しつつ、より良い生活を追求することが可能になります。
受賞に至る背景
今後のサービス開始が2022年夏に予定される「GIG-A」は、まだ立ち上げ前の段階でありながらも、その革新性と実用性が高く評価され、今回の受賞に至りました。審査委員長の山岡浩巳氏は、これがいかに重要な施策であるかを強調し、「GIG-A」は日本の多文化社会における金融包摂問題に真剣に取り組んでいる」と述べています。
外国人材へのサポート
日本の経済が少子高齢化によって縮小していく中、外国人材は重要な労働力となるでしょう。そのため、彼らの金融ニーズを把握し、適切なサービスを提供することは、国家全体の経済安定にも寄与すると言えます。「GIG-A」はこうしたニーズに応える形で、具体的な解決策を提示しています。ユーザーは定額制でサービスを受けられるため、送金手数料や銀行料金を気にすることなく安心して生活できます。
このプラットフォームは、金融犯罪の抑制を図りながら、外国人が直面する課題の解決に向けてさまざまな銀行との協議も開始中です。今後の展開が非常に楽しみです。
会社概要
「GIG-A」を運営する株式会社GIG-Aは、エストニアに本社を置くスタートアップ企業、G-Bank Technologies OÜの完全子会社です。日本での事業展開は、元エストニア経済通信省局次長であるラウル・アリキヴィ氏のリーダーシップの下で進んでいます。本社は東京都港区に所在し、2021年11月に設立されました。適切な金融サービスを提供することにより、外国人材の生活をより豊かにするためのチャレンジを続けていきます。
お問い合わせ
「GIG-A」への問い合わせは、
[email protected]までよろしくお願いします。詳しい情報は公式ウェブサイト
GIG-A をご覧ください。