リボ払いが引き起こす借金の実態
2025年4月、情報メディア「あけるさいむ」が実施した調査によると、リボ払いを利用している約70%の人々が「リボ払いが原因で借金が山積みになった」と回答しました。この調査は、新しい生活を始めた方々がクレジットカード利用をする中で、特にリボ払いのリスクを理解するために行われました。
このテーマは重要です。社会人になると、初めてクレジットカードを手にしたり、キャッシュレス決済が増える中で、リボ払いの仕組みを正しく理解していないと、知らず知らずのうちに自己破産に繋がる場合もあります。リボ払いは支払いを一定に保つことができる便利さがありますが、その仕組みを知っている人はどれくらいいるのでしょうか。
リボ払いとは?その仕組みを理解しよう
リボ払い(リボルビング払い)は、毎月の支払額を一定にすることができる制度です。しかし、その裏には高い金利が存在します。実質年率は約15%にも達し、利用残高が減りにくいという特徴があります。毎月の支払額が少なく見えるため「安心だ」と思ってしまうのですが、実は長期間にわたって借金を返済する羽目になるのです。
リボ払いに潜む問題
本調査で明らかになったように、7割以上の利用者がリボ払いで借金を抱えています。これは、リボ払いの特性によるものです。以下にその問題点を挙げます。
- - 金利の高さ:何度も支払いが発生することで、結果的にお金が流出する。
- - 返済残高が減らない:利息だけを支払うことになり、元金が減っていかない。
リボ払いの多様な種類
リボ払いにはいくつかの異なる種類があります。それぞれの特徴を理解することで、より良い選択ができるでしょう。
1.
元金定額方式:毎月の返済額を一定の元金にし、利息が加算される。
2.
元利定額方式:元金と利息の合計額が一定に設定され、家計管理が容易だが、初期のうちは元金が減りにくい。
3.
残高スライド方式:利用残高によって支払額が変動する。
4.
定率リボ:利用残高の一定割合を毎月返済する。
それぞれの仕組みを正しく理解しなければ、予期せぬ金額を返済する羽目になりかねません。特に新社会人は、初めての生活で資金管理に慣れない方も多いので、注意が必要です。
知らないうちに設定されるリボ払い
新社会人やクレジットカード初心者を狙ったリボ払いには、知らず知らずのうちに設定されてしまう危険性が潜んでいます。
- - 初めからリボ払いに設定されたカードを選んでしまった。
- - 自動リボに申し込んでしまった。
このようなケースが少なくないため、リボ払いが自動で適用されないよう、常日頃から意識を持つことが大切です。
リボ払いを避けるために知っておくべきこと
リボ払いを避けるためには、以下のポイントに注意しましょう。
- - 毎月の利用明細をしっかり確認する。
- - リボ設定の有無を必ずチェックする。
- - 不明な点があれば迷わずカード会社に相談する。
自分のカードがリボ払い設定のものであるかどうかを確認し、無駄に借金を抱えることがないよう管理していくことが大切です。
まとめ
リボ払いは、その便利さから多くの人に利用されていますが、背後には大きなリスクが伴います。クレジットカードは計画的に使用すれば非常に有効な手段ですが、無知から来るミスが多額の借金につながりかねないことを忘れてはいけません。新しい生活をスタートした皆さん、ぜひクレジットカードの仕組みを理解し、賢く使用することを心がけましょう。