琵琶湖ホテルの新作かき氷、恋の物語を堪能しよう
滋賀県大津市に位置する琵琶湖ホテルが、2025年7月15日から9月30日までの期間限定で、百人一首をテーマにしたかき氷を販売します。この新たなスイーツは、平安時代の恋の歌からインスパイアを受けており、特に二つのかき氷が注目を集めています。
甘酸っぱい恋心を表現した『しのぶレモン ~みついろの恋~』
一つ目は『しのぶレモン ~みついろの恋~』。価格は1,200円(ドリンクセット1,900円)。このかき氷は、恋に落ちた人の甘酸っぱい心情を、滋賀県の安土特産のはちみつとレモンのさっぱりした風味で表現しています。器の底にはレモンのコンフィチュールが隠され、仕上げには滋賀県産のオウミ木イチゴのシロップが添えられています。甘く繊細な味わいで、まるで恋の瞬間を感じるかのようです。
切なさを凝縮した『焦がれティラミス ~おもかげの余韻~』
もう一つは『焦がれティラミス ~おもかげの余韻~』で、価格は1,300円(ドリンクセット2,000円)。このかき氷は待ちわびる恋の切なさを、ほろ苦いエスプレッソ風味の氷と濃厚なマスカルポーネクリームで表現しています。その中にはバニラアイスが忍ばせてあり、苦味と甘みが絶妙に調和。まるで、長い間待ち続けた「来ぬ人」を心に抱くかのような深い味わいです。
社会的背景と百人一首の魅力
百人一首は、藤原定家によって選ばれた100人の歌人の和歌が集められた、日本の古典文学の至宝です。その伝統は、現在も競技かるたとして楽しまれ、若い世代にも広がりを見せています。大津市には近江神宮があり、毎年、名人位戦や全国高等学校選手権大会が開催され、多くの競技者が集まります。このように百人一首は、単なる文学作品にとどまらず、文化の一端を形成しているのです。
さらに、平安時代から続くかき氷の文化も興味深いものでしょう。当時は貴族のみが味わえた特別な涼を表しており、ひと匙の氷が彼らの心を癒していたと考えられます。琵琶湖ホテルでは、そんな歴史を感じさせるべく、かき氷に様々な物語を込めています。
開催概要
琵琶湖ホテルの「カフェ ベルラーゴ」では、これらのかき氷を2025年の夏、14:00から17:00の間でお楽しみいただけます。ただし、8月8日は営業をお休みしますので、ご注意ください。また、夏限定のノンアルコールドリンクも用意されており、イタリアンダイニング ベルラーゴとのコラボで様々なフレーバーが楽しめます。
この機会に是非、琵琶湖の美しい景色とともに、かき氷を囲んで恋の物語に思いを馳せるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。琵琶湖ホテルのかき氷で、夏の特別な味わいを体験しましょう。