リーガルテック社 新機能を発表
リーガルテック株式会社(本社:東京都)は、2025年5月20日に新しい機能を追加したバーチャルデータルーム「リーガルテックVDR」と、同社独自の生成AI「AI孔明」を統合したと発表しました。この取り組みは、大学および研究機関における文書管理と業務効率化を目的としており、技術革新に寄与することが期待されています。
背景と課題
大学や研究機関では、産学連携や知財マネジメント、研究費契約など、複雑な文書業務が増え続けています。これに伴い、効率的な業務運営や文書の可視化が急務となっています。
リーガルテックVDRは、これらの課題に対応し、AIによる高度な文書解析や分類機能を通じて、業務の生産性向上を図ります。大学や研究機関での具体的な活用シーンは以下の通りです。
リーガルテックVDRとAI孔明の活用シーン
1. 産学連携契約管理
- - 業務内容: 共同研究契約や秘密保持契約(NDA)のAIによるレビュー。
- - 活用例: 過去の契約と比較分析を行い、リスクの可視化と契約交渉の効率化を実現。
2. 研究費関連書類管理
- - 業務内容: 補助金や受託研究の申請書のドラフト生成。
- - 活用例: 過去事例をAIが自動で検索し、作成時間の短縮や助成金の審査通過率向上に寄与。
3. 知的財産管理支援
- - 業務内容: 特許候補抽出のための研究成果分析。
- - 活用例: Tokkyo.Aiと連携し、特許化漏れの防止や知財戦略の強化を実現。
4. 論文・成果報告書管理
- - 業務内容: 報告書や研究成果の分類・タグ付け、要約生成。
- - 活用例: 学内におけるナレッジの蓄積と検索性向上に貢献。
5. 機密情報の安全管理
- - 業務内容: アクセス制限や証跡ログを用いた履歴管理。
- - 活用例: 情報の漏洩防止と業務プロセスの透明化を実現。
主な機能概要
リーガルテックVDRは、セキュアな文書管理を実現するために、以下のような主要機能を備えています。
- - アクセス制御、証跡ログによる履歴管理
- - フルテキスト検索・タグ分類機能
- - 暗号化通信と多要素認証
- - 生成AI「AI孔明」の活用により、翻訳や要点抽出機能を実現。
今後の展開
今後は、大学統一契約テンプレートとの連携や助成金フォーマットへの対応、特許や研究資産のナレッジ統合機能の実装が予定されています。リーガルテック社はこの新機能を通じて、アカデミアにおける知識と契約の効率的なマネジメントをAIを活用し、変革を支援していく方針です。
会社概要
リーガルテック株式会社は、2021年に設立され、東京都港区に本社を置いています。現在は知的財産およびリーガルテック分野において、最先端のAI技術を活用した多様なサービスを展開しており、企業の知財戦略を強力にサポートしています。詳しくは
リーガルテックの公式サイトをご覧ください。