町工場の魅力を紐解く催事が渋谷と東京で開催
この秋、町工場の活力と創造性にスポットライトが当たります。埼玉県川口市に拠点を置く合同会社メイカーズリンクによる「町工場プロダクツ」が、東京での主要な2つのイベントに参加します。1つは、9月3日から5日まで東京ビッグサイトで開催される「東京インターナショナル・ギフトショー」。もう1つは、8月30日から渋谷ロフトで実施される「ロフコト町工場」です。
ギフトショー LIFE×DESIGN 出展
今年のギフトショーでは、全国から選りすぐりの町工場や企業が共同で出展します。このブースでは、紙、革、金属、樹脂、縫製、刺繍など、様々な素材を用いた雑貨やインテリア商品が揃い、生活の質を向上させる商品が提案されます。参加企業は次の通りです。
- - もがみ紙工有限会社(東京都中央区)
- - 株式会社丸八化成(愛知県名古屋市)
- - 株式会社片岡商店(広島県広島市)
- - 有限会社小沢製作所/OZOPS(東京都八王子市)
- - 株式会社松長鐵工/Iron&Wood M’s Maker(宮崎県延岡市)
など、計15社が集まり、各社のユニークな技術や製品を披露します。
出展の場所は、東京ビッグサイトの西3ホール T37-04。入場には事前登録が推奨されていますので、公式ウェブサイトからの登録をお忘れなく。興味のある方は、公式Instagramアカウントもチェックしてみてください。
町工場プロダクツ公式インスタグラム
渋谷ロフト「ロフコト町工場」参加
続いて、渋谷ロフトでは「ロフコト雑貨店」が特設コーナーを設置します。この企画は、地域創生とSDGsをテーマにした、ロフトとメディア「ソトコト」による共同プロジェクトです。今回で第6回となるこのイベントでは、町工場の技術や商品に触れる機会が提供されます。
渋谷ロフト4階には、町工場の技術で生み出された商品と、その背後にいる担い手に焦点をあてた特設コーナーが登場します。商品には、地域の誇りや物語が込められています。ここに出店する企業には、デザイン会社の
有限会社セメントプロデュースデザインや、若手後継者が参加する
アトツギ甲子園の出店社が含まれます。
アトツギ甲子園では、全国の中小企業の後継予定者が新規事業アイデアを競い合います。この企画を通じて、町工場の新しい可能性や次世代を担う若者たちの挑戦にも目を向けています。
出店企業の中には、
セイショク株式会社(岡山)や、
甲子化学工業株式会社(大阪)などがあり、新たなアイデアを持った企業が揃っています。
町工場プロダクツの意義
町工場プロダクツは、地域に根ざした町工場が持つ独自の製品や技術を広く紹介するためのプラットフォームです。エンドユーザーに直接発信することで、多くの人々に町工場の魅力を伝えることを目指しています。
町工場プロダクツの運営者である眞鍋玲氏は言います。「140社を超える町工場と触れ合う中で、ただの技術や価格だけでは語れない深い価値を発見しました。私たちは、町工場の誇りを新たな形で社会に届ける手助けをしています。」
このように、新しい市場を作り出すための挑戦が続いています。
開催概要
- 会期:2025年9月3日(水)~5日(金)
- 場所:東京ビッグサイト
- 会期:2025年8月30日(土)〜10月9日(木)
- 場所:渋谷ロフト4階「ロフコト町工場」特設コーナー
- 営業時間:11:00〜21:00
町工場の魅力に触れ、新しい価値を見出す機会となるこれらのイベントに、ぜひ足を運んでみてください。