アフリカの人道危機に迫るシンポジウム
2025年8月22日、横浜で開催される「アフリカの平和と安定〜スーダンとウガンダ支援の現場から」というシンポジウムでは、アフリカの人道問題について真剣に考える機会が提供されます。このイベントは、日本の国際NGOであるAAR Japan[難民を助ける会]が主催し、特に地雷廃絶運動のリーダーであるマーガレット・アレチ・オレチさんの講演が大きな注目を集めています。
アフリカでは近年、スーダンやマリ、コンゴ民主共和国を含む複数の国家で紛争が激化し、そこでの人々が直面している状況は非常に厳しいものです。特に、地雷や不発弾によって多くの無辜の市民が危険にさらされており、その影響は子供たちにも及んでいます。近年、ウクライナやガザ地区の人道危機が注目を浴びる一方、アフリカの問題は「忘れられた人道危機」と呼ばれ、国際的な支援も減少しているのが実情です。
シンポジウムの内容
このシンポジウムでは、地雷禁止国際キャンペーン(ICBL)の大使であるオレチさんが、アフリカの現状と日本に期待される支援策についてお話しされます。オレチさん自身も地雷の被害者としての経験を持ち、その視点からアフリカの人道危機について深く掘り下げた意義深い講演が行われます。
また、アフリカでの緊急人道支援の取り組みを行っているAARの専門家も現場からの報告を行い、参加者とのディスカッションを通じて、日本及びNGOに求められる支援の役割について議論を促します。ウガンダにおける地雷被害者への支援活動や、スーダンで行われる緊急人道支援についても具体的な事例が紹介される予定です。
特別な機会
シンポジウムに先立ち、オレチさんとの個別インタビューも可能で、参加者は直接彼女からの貴重な話を伺うことができます。また、会場では地雷被害者の女性たちが作成したペーパー・ビーズのアクセサリーが販売され、その収益が支援活動に活用される予定です。
開催概要
- - 日時: 2025年8月22日(金)12:40〜14:10
- - 場所: パシフィコ横浜展示ホールD
- - 参加方法: 会場参加(定員150名、事前申し込みは不要)
- - 登壇者:
- マーガレット・アレチ・オレチ(地雷禁止国際キャンペーン大使)
- 忍足謙朗(元国連世界食糧計画アジア地域局長)
- 相波優太(AARウガンダ事務所駐在員)
- 長有紀枝(AAR会長、立教大学教授)
ご参加をお待ちしております
このシンポジウムは、私たち市民がアフリカでの人道危機にどうアプローチし、支援できるかを考える重要な場となることでしょう。多くの方々のご参加をお待ちしております。
お問い合わせ先
- - 認定NPO法人「難民を助ける会(AAR Japan)」
AAR Japanのウェブサイト
電話: 03-5423-4511