ヘンリー、縣直道がCTOに就任
株式会社ヘンリーは、医療現場のデジタル化を支えるクラウドネイティブ型電子カルテ・レセコンシステム「Henry」の開発を行っている。そして、この度、縣直道が最高技術責任者(CTO)に就任したことを発表した。縣は2021年に同社に入社し、技術基盤の構築を指揮し、多くの業務に携わってきた。彼のAIに関する深い知識と経験は、企業の成長と医療のデジタル化において重要な役割を果たすだろう。
縣直道の背景と役割
入社以来、縣は「Henry」の設計および開発において、特に診療報酬計算エンジンの構築をリードしてきた。彼はこの役割を通じて、医療システムの複雑性に立ち向かい、プロダクトの核を支えてきた。2025年には執行役員製品本部長に就任し、AIドリブンな開発体制の構築に注力してきた。
彼は、慶應義塾大学大学院で情報工学を専攻し、AIにおける国際コンペティションで3位を獲得するなどの業績を持っている。このような経験を基に、医療業界において技術の発展を推進するための取り組みを行う。
医療DXの推進と今後の展望
医療業務は今、生成AIの進化による転換点を迎えつつある。縣は、ヘンリーが提供するプラットフォームが、電子カルテやレセコンにとどまらず、AIの活用、業務自動化、コンサルティングを通じて病院経営全般を支えるものであり、医療の質を向上させると考えている。
「CTOとしてプロダクトと組織をAIネイティブに進化させることに全力を尽くします。医療者が患者と向き合う時間を取り戻し、持続可能な医療体制を作り上げる。」と縣はコメントしている。
Henryのシステムの特徴
ヘンリーが提供する「Henry」は、クラウドネイティブ型の電子カルテ、オーダーリング、レセコンを一体化した病院向けの基幹システムである。市場は大手企業によって寡占されているが、Henryは30年ぶりに新規参入した唯一のベンダーとして注目されている。
2023年2月に病院向けにサービスが開始されて以来、全国の病院への導入が進んでいる。このシステムによって、導入病院は業務効率化を実現し、病床稼働率が向上し、収益が増加した実績がある。
特に、全職員の勤務時間を大幅に削減することに成功した例もあり、医療現場の労働環境の改善にも寄与している。
今後の展開
ヘンリーは基幹システムの開発にとどまらず、人材不足の解消や診療報酬の最大化を実現するための医事業務リモート代行サービスや、業務フローの改善を支えるAIワークフローとコンサルティングも行っている。料金体系も病院の診療報酬に連動した成果型へと変革している。
このような多角的な取り組みを通じて、ヘンリーは単なるシステム提供ではなく、病院経営のパートナーとしての役割を果たしていく。今後の展開にさらなる期待が寄せられている。
会社概要
株式会社ヘンリーは、2018年に創業したフルスタックスタートアップであり、「社会課題を解決し続け、より良い世界をつくる」という理念のもと、医療業界の持続可能な体制の構築を目指している。
- - 社名:株式会社ヘンリー
- - 代表者:逆瀬川 光人(代表取締役CEO)
- - 設立:2018年5月
- - 事業内容:クラウド型電子カルテ・レセコンシステムの開発・販売、医事業務のリモート代行等
- - URL:www.henry.jp
このように、医療のデジタル化とAIの活用を加速させるヘンリーの取り組みに、今後も注目が集まるだろう。